前年からドライバー交代が無かった今季とは打って変わり、全10チーム中8チームが新しい顔ぶれでシーズンに臨むこととなった来季のF1。計6人が初めてのフル参戦ということもあり、各チームのドライバーの勢力図にも大きな変化があった。そんな中、新人アイザック・ハジャーを迎えるレーシングブルズの評価は他チームと比べて、ひと際厳しいようだ。
【画像】米女子プロレーサー、リンジー・ブルワーのインスタ投稿を一挙お届け! 専門メディア『The Race』は現地1月5日、来季の各チームのドライバー・ラインアップをランキング形式で紹介。マシンの戦闘力は考慮せず、純粋なドライバーの実力のみで同メディアの専門家ら8人が各チームのランク付けを行なった。
角田裕毅&ハジャーのレーシングブルズは今季から3ランクダウンの第10位と最低評価を受けた。具体的には8人中5人が第10位に票を入れ、最高評価は第8位票。第9位となったアルピーヌとも2倍のポイント差があるなどレーシングブルズのドライバーは“断トツ”最下位という評価となった。
ハジャーはレッドブル育成としてレッドブルとアルファタウリ、RB(現レーシングブルズ)のテストドライバーを務めながら、今季2年目のF2シーズンを過ごした。終盤戦までタイトル争いを繰り広げる活躍を見せ、ランキング2位に輝いた実績を持つ一方で、専門家からの期待値は必ずしも高いものではないようだ。
第10位に票を入れたベン・アンダーソン氏はハジャーについて、「レッドブルが本当は望んでいないのに昇進させなければならなかったドライバーのように感じる」と綴り、「最も説得力がない」ドライバーであると評した。
専門家の間ではハジャーのF1デビューが、今季レッドブルでパフォーマンスの低下が著しかったセルジオ・ペレスの更迭により突然決定したとの見方が強く、同じく第10位に投票したスコット・ミッチェル・マルム氏は「ハジャーは急遽招集されたため、2025年で最も弱いルーキーになるのではないか」と懸念を示した。
また、今季途中からチームリーダーとなった角田についても「(今季の働きは)称賛に値するが、中団勢の他のファーストドライバーと比較すると、角田は最も弱いと考えられていた」とし「ハジャーの未熟さを相殺するのに十分であると感じた人はほとんどいなかった」と“辛辣な”評価を下した。
ダニエル・リカルドという“大先輩”の胸を借りる形で角田が好走を続けてきた2024年シーズンのレーシングブルズ。来季は角田がファーストドライバーとしてチームをけん引するだけでなく、ハジャーが期待を上回る活躍を見せる必要もありそうだ。
ランキング全体は以下の通り(ドライバー順は原文ママ)
1.フェラーリ 183点(シャルル・ルクレール&ルイス・ハミルトン/前回比↑1)
2.マクラーレン 158点(ランド・ノリス&オスカー・ピアストリ/↑1)
3.メルセデス 103点(ジョージ・ラッセル&キミ・アントネッリ/↓2)
4.レッドブル 100点(マックス・フェルスタッペン&ローソン/変動なし)
5.ウィリアムズ 96点(カルロス・サインツ&アレックス・アルボン/↑4)
6.ハース 54点(エステバン・オコン&オリバー・ベアマン/↑2)
7.ザウバー 38点(ニコ・ヒュルケンベルク&ガブリエル・ボルトレト/↑3)
8.アストンマーティン 36点(フェルナンド・アロンソ&ランス・ストロール/↓2)
9.アルピーヌ 27点(ピエール・ガスリー&ジャック・ドゥーハン/↓4)
10.レーシングブルズ 13点(角田&ハジャー/↓3)
構成●THE DIGEST編集部
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第10位に票を入れたベン・アンダーソン氏はハジャーについて、「レッドブルが本当は望んでいないのに昇進させなければならなかったドライバーのように感じる」と綴り、「最も説得力がない」ドライバーであると評した。
専門家の間ではハジャーのF1デビューが、今季レッドブルでパフォーマンスの低下が著しかったセルジオ・ペレスの更迭により突然決定したとの見方が強く、同じく第10位に投票したスコット・ミッチェル・マルム氏は「ハジャーは急遽招集されたため、2025年で最も弱いルーキーになるのではないか」と懸念を示した。
また、今季途中からチームリーダーとなった角田についても「(今季の働きは)称賛に値するが、中団勢の他のファーストドライバーと比較すると、角田は最も弱いと考えられていた」とし「ハジャーの未熟さを相殺するのに十分であると感じた人はほとんどいなかった」と“辛辣な”評価を下した。
ダニエル・リカルドという“大先輩”の胸を借りる形で角田が好走を続けてきた2024年シーズンのレーシングブルズ。来季は角田がファーストドライバーとしてチームをけん引するだけでなく、ハジャーが期待を上回る活躍を見せる必要もありそうだ。
ランキング全体は以下の通り(ドライバー順は原文ママ)
1.フェラーリ 183点(シャルル・ルクレール&ルイス・ハミルトン/前回比↑1)
2.マクラーレン 158点(ランド・ノリス&オスカー・ピアストリ/↑1)
3.メルセデス 103点(ジョージ・ラッセル&キミ・アントネッリ/↓2)
4.レッドブル 100点(マックス・フェルスタッペン&ローソン/変動なし)
5.ウィリアムズ 96点(カルロス・サインツ&アレックス・アルボン/↑4)
6.ハース 54点(エステバン・オコン&オリバー・ベアマン/↑2)
7.ザウバー 38点(ニコ・ヒュルケンベルク&ガブリエル・ボルトレト/↑3)
8.アストンマーティン 36点(フェルナンド・アロンソ&ランス・ストロール/↓2)
9.アルピーヌ 27点(ピエール・ガスリー&ジャック・ドゥーハン/↓4)
10.レーシングブルズ 13点(角田&ハジャー/↓3)
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