2025年のF1は昨季開幕時から6人のドライバーが入れ替わり、さらに5人がチームを移ったことで、マクラーレンとアストンマーティンを除いた全チームのドライバーラインアップが変更されている。
この競技が、ドライバー個人の戦いだけでなく、チームとしてのポイント争い(コンストラクターズ・チャンピオンシップ)も展開されることから、各チームのドライバーの顔ぶれは重要な要素であり、これが勝敗を大きく左右することになると言えよう。
【画像】米女子プロレーサー、リンジー・ブルワーのインスタ投稿を一挙お届け! 英国のモータースポーツ専門メディア『THE RACE』は、新たなシーズンに臨む全10組の優劣を所属する複数名の記者たちによる独自の視点で査定。そのランキングを作成して発表している。その中で栄えある1位となったのは、ルイス・ハミルトンが加入したことで今季最大の注目株とも言えるフェラーリである。
7度の世界王者と、通算8勝を挙げているシャルル・ルクレールの組み合わせについて、同メディアは「F1史上最も成功したドライバーと、シングルラップで最速のドライバー。それが2025年のF1で最高のラインアップである。ハミルトンが昨季終盤に苦戦したことを考えれば、このラインアップに疑問符がつくのも無理はないが、それでも1位としたのは、それだけの信頼が残っているからだ」と綴った。
「ルクレールという確実な大きな強みとハミルトンという、ポテンシャルを秘めた『スーパーラインアップ』が形成される可能性が、このコンビをF1最高の組み合わせとして見逃せないものにしている」
ただ現実的に考えて、新シーズンで最もコンストラクターズの頂点に近い位置におり、またドライバーチャンピオンシップにおいても有力な優勝候補とされるのはマクラーレンだとされているが、同メディアは彼らを2位にした理由として、「ランド・ノリスにはエリートドライバーのひとりになるための力がまだ欠けている」「オスカー・ピアストリが経験を増し、ノリスがもう少しタイトル争いの経験を積めば……」「総合的に見て最高のラインナップだが、証明すべきことがまだ多くある」と指摘している。
一方、昨季3連覇を逃したレッドブルについては、絶対王者のマックス・フェルスタッペンには何ら不安はないものの、新たなチームメイトとなるリアム・ローソンに対しては「大きな疑問符が付き、最終的にどのようなレベルに達するのか分からない」と懐疑的。「このラインナップでは、トップ3(フェラーリ、マクラーレン、メルセデス)に匹敵することはできない」と厳しく評し、4位に置いた。
なお、全10組のランキングは以下の通りである。
1位:ルイス・ハミルトン&シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2位:ランド・ノリス&オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
3位:ジョージ・ラッセル&キミ・アントネッリ(メルセデス)
4位:マックス・フェルスタッペン&リアム・ローソン(レッドブル)
5位:カルロス・サインツ&アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
6位:エステバン・オコン&オリバー・ベアマン(ハース)
7位:ニコ・ヒュルケンベルク&ガブリエル・ボルトレート(ザウバー)
8位:フェルナンド・アロンソ&ランス・ストロール(アストンマーティン)
9位:ピエール・ガスリー&ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)
10位:角田裕毅&アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
昨季は中盤戦まで中団争いをリードしたレーシングブルズ(以下RB)が最下位となった理由について、同メディアは「無線での言動では最もエンターテインメント性に富んでいるかもしれない」との皮肉の後、ルーキーであるハジャーへの疑念を挙げ、「レッドブルが本当は昇格させたくなかったドライバーのように感じる」「最も説得力に欠けるドライバー」「ルーキーの中で最も弱い存在になる」との厳しい言葉を並べている。
一方の角田に対しても、「(昨季成長ぶりを示したことへの)称賛はあるが、中団勢の他のナンバーワンドライバーと比べた場合、最弱と見なされる。そして多くの記者たちは、角田がハジャーの未熟さを補えるほどの実力を持っているとは思っていない」と綴り、「ゆえにこのランキングが示すように、非常に競争の激しいラインアップの中で、最も弱い組み合わせとされている」と締めた。
このように悲観的な見解を示されたRB勢だが、これを覆す結果を出せるかが興味深い。角田は昨季に得た自信をさらなるパフォーマンスの向上に結び付け、20歳のフランス人ルーキーはF2でランキング2位のポテンシャルを存分に発揮し、そしてチームは序盤から競争力のある車を用意し、その後もマシン開発とレース戦略でドライバーたちをリード&サポートしていくことができるか!?
構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅がコンスト6位争いをする“大の仲良し”ガスリーとオーバーテイク合戦!
【動画】無線で不満を露わにする角田裕毅「なぜ急がされたのか意味が分からない」
【動画】Q3進出をチームと喜ぶ角田裕毅の無線
この競技が、ドライバー個人の戦いだけでなく、チームとしてのポイント争い(コンストラクターズ・チャンピオンシップ)も展開されることから、各チームのドライバーの顔ぶれは重要な要素であり、これが勝敗を大きく左右することになると言えよう。
【画像】米女子プロレーサー、リンジー・ブルワーのインスタ投稿を一挙お届け! 英国のモータースポーツ専門メディア『THE RACE』は、新たなシーズンに臨む全10組の優劣を所属する複数名の記者たちによる独自の視点で査定。そのランキングを作成して発表している。その中で栄えある1位となったのは、ルイス・ハミルトンが加入したことで今季最大の注目株とも言えるフェラーリである。
7度の世界王者と、通算8勝を挙げているシャルル・ルクレールの組み合わせについて、同メディアは「F1史上最も成功したドライバーと、シングルラップで最速のドライバー。それが2025年のF1で最高のラインアップである。ハミルトンが昨季終盤に苦戦したことを考えれば、このラインアップに疑問符がつくのも無理はないが、それでも1位としたのは、それだけの信頼が残っているからだ」と綴った。
「ルクレールという確実な大きな強みとハミルトンという、ポテンシャルを秘めた『スーパーラインアップ』が形成される可能性が、このコンビをF1最高の組み合わせとして見逃せないものにしている」
ただ現実的に考えて、新シーズンで最もコンストラクターズの頂点に近い位置におり、またドライバーチャンピオンシップにおいても有力な優勝候補とされるのはマクラーレンだとされているが、同メディアは彼らを2位にした理由として、「ランド・ノリスにはエリートドライバーのひとりになるための力がまだ欠けている」「オスカー・ピアストリが経験を増し、ノリスがもう少しタイトル争いの経験を積めば……」「総合的に見て最高のラインナップだが、証明すべきことがまだ多くある」と指摘している。
一方、昨季3連覇を逃したレッドブルについては、絶対王者のマックス・フェルスタッペンには何ら不安はないものの、新たなチームメイトとなるリアム・ローソンに対しては「大きな疑問符が付き、最終的にどのようなレベルに達するのか分からない」と懐疑的。「このラインナップでは、トップ3(フェラーリ、マクラーレン、メルセデス)に匹敵することはできない」と厳しく評し、4位に置いた。
なお、全10組のランキングは以下の通りである。
1位:ルイス・ハミルトン&シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2位:ランド・ノリス&オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
3位:ジョージ・ラッセル&キミ・アントネッリ(メルセデス)
4位:マックス・フェルスタッペン&リアム・ローソン(レッドブル)
5位:カルロス・サインツ&アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
6位:エステバン・オコン&オリバー・ベアマン(ハース)
7位:ニコ・ヒュルケンベルク&ガブリエル・ボルトレート(ザウバー)
8位:フェルナンド・アロンソ&ランス・ストロール(アストンマーティン)
9位:ピエール・ガスリー&ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)
10位:角田裕毅&アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
昨季は中盤戦まで中団争いをリードしたレーシングブルズ(以下RB)が最下位となった理由について、同メディアは「無線での言動では最もエンターテインメント性に富んでいるかもしれない」との皮肉の後、ルーキーであるハジャーへの疑念を挙げ、「レッドブルが本当は昇格させたくなかったドライバーのように感じる」「最も説得力に欠けるドライバー」「ルーキーの中で最も弱い存在になる」との厳しい言葉を並べている。
一方の角田に対しても、「(昨季成長ぶりを示したことへの)称賛はあるが、中団勢の他のナンバーワンドライバーと比べた場合、最弱と見なされる。そして多くの記者たちは、角田がハジャーの未熟さを補えるほどの実力を持っているとは思っていない」と綴り、「ゆえにこのランキングが示すように、非常に競争の激しいラインアップの中で、最も弱い組み合わせとされている」と締めた。
このように悲観的な見解を示されたRB勢だが、これを覆す結果を出せるかが興味深い。角田は昨季に得た自信をさらなるパフォーマンスの向上に結び付け、20歳のフランス人ルーキーはF2でランキング2位のポテンシャルを存分に発揮し、そしてチームは序盤から競争力のある車を用意し、その後もマシン開発とレース戦略でドライバーたちをリード&サポートしていくことができるか!?
構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅がコンスト6位争いをする“大の仲良し”ガスリーとオーバーテイク合戦!
【動画】無線で不満を露わにする角田裕毅「なぜ急がされたのか意味が分からない」
【動画】Q3進出をチームと喜ぶ角田裕毅の無線
関連記事
- 【画像】F1を代表する偉大なドライバー、マックス・フェルスタッペン!車から離れたオフの表情を厳選して特集!
- 【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅の車から離れたオフの表情を厳選して紹介!
- 「本当はレッドブルが望んでいなかったドライバー」来季F1デビューのハジャーに英メディアが“辛辣評価”「2025年で最も弱いルーキー」
- レーシングブルズに「長年にわたり一貫性を欠いている」と専門メディアが厳しく指摘! チームと角田裕毅に提示した2025年の「課題」とは!?
- 「過去のチームメイト全員に問題があった」レッドブルドライバーとなったローソンにチーム重鎮が“警告”「マックスが最高であることを受け入れて」