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マックスに勝つのもダメ、遅すぎてもダメ 過去の事例をもとに“避けるべき道”を専門メディアが紹介「短中期的にはレッドブルの役立つとしても...」

THE DIGEST編集部

2025.01.14

フェルスタッペンとチームメイトとなるローソン。(C)Getty Images

フェルスタッペンとチームメイトとなるローソン。(C)Getty Images

 F1ドライバーズチャンピオン4連覇を達成したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と2025年シーズンからチームメイトとなるリアム・ローソン。専門メディアは過去のフェルスタッペンのチームメイトを振り返りながらローソンのキャリアを占った。

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 専門メディア『The Race』は現地1月13日、過去のフェルスタッペンのチームメイト5人を紹介。2015年にトロロッソ(現レーシングブルズ)からフェルスタッペンとともにルーキーとしてデビューしたカルロス・サインツは予選の成績でフェルスタッペンを上回り「肩を並べたチームメイトの良い例」であり、フェルスタッペンにとって「強いが厄介」と称された。

 しかしその代償は大きく、フェルスタッペンがレッドブルに昇格した後も、コース上とコース外での競争力とそれに伴うチーム内の緊張感によってサインツがシニアチームでの道を歩めなかった理由だとした。また、2018年序盤にはダニエル・リカルドが2勝を挙げる活躍を見せたが、その活躍をバネにフェルスタッペンが逆襲を始め、最終的にリカルドのルノー移籍につながった。

 加えて、セルジオ・ペレスにも似たような状況があり、2023年シーズンの第4戦アゼルバイジャンGPでのペレスの勝利が、フェルスタッペンのシーズン22戦19勝につながった例や、22年モナコGPの予選でクラッシュを喫しながら、フェルスタッペンの1つ前の3番グリッドを確保し、そこからグランプリを制してフェルスタッペン陣営を激怒させたレースなどが紹介された。

 サインツやリカルドはフェルスタッペンと同等のパフォーマンスを発揮したものの、最終的にはレッドブルの外に活躍の場を求めており、ペレスは一部のレースでその片鱗を見せながらも、パフォーマンスが低下してチームを去ることになった。同メディアは「ローソンもフェルスタッペンと並んで2~3年は力を発揮するかもしれない」と予想しながらも「それが短中期的にはレッドブルの目的に役立つとしても、そのような結果を避けたいと思うだろう」とそのような道は理想ではないとした。

 また、ローソンと境遇が似ているのがピエール・ガスリーとアレックス・アルボンだ。両者ともF1経験が浅い中でトップチームデビューを果たしたこともあり、思うような成績が挙げられなかったと同メディアは指摘。「セカンドドライバー」としても不十分な活躍だったため、「ガスリーとアルボンは、レッドブルを離れた後、中団チームでF1での評判を再構築しなければならなかった」と両者よりさらに経験の浅いローソンには厳しい未来が待ち受けている可能性を示唆した。

構成●THE DIGEST編集部

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