1月23日、神奈川・横浜市内でプロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥とWBO同級11位キム・イェジュン(韓国)が、明日24日に迫ったタイトルマッチ(東京・有明アリーナ)の前日計量に臨んだ。両者とも一発パスし、仕上がりの良さをアピール。フェイスオフは約14秒、火花をバチバチ散らした。
紆余曲折した防衛戦の準備が整った。緊張感が漂うなか、先に井上が筋骨隆々のボディを披露し、55.2kgの100グラムアンダーでクリアした。前日の記者会見で「2度の試合中止により、調整が1か月ずれてすべて狂ったが、長期で体を仕上げるのはプラスだった」と強調したように引き締まったモンスターの体は、まさに鋼の肉体だった。
一方の挑戦者であるキム・イェジュンも同じく55.2kgで、こちらも問題なし。「1か月前から準備をしてきた」という言葉通り、万全のコンディションを誇示した。無敗の日本人王者に対し、「KOするのが希望だ」と大胆な宣戦布告が飛び出した韓国人ボクサーが一世一代のモンスター討伐に打って出る。
プロ通算戦績は井上が28戦28勝(25KO)、キム・イェジュンは25戦21勝(13KO)2敗2分け。井上は当初IBF、WBO世界同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)と昨年12月24日に対戦する予定だったが、同選手が最終スパーリング中に左目上を裂傷するアクシデントで試合が1か月の延期になった。さらに、今月11日に再び同箇所をグッドマが負傷してしまい棄権を発表。リザーブとして控えていたキム・イェジュンが代役挑戦者としてビッグマッチのリングに立つ機会を得た。
試合10日前に対戦相手が急きょ変更になる異例の興行として注目される統一戦は、いよいよ本番を残すのみ。世界が注目する試合はNTTドコモの映像配信サービス『Lemino』で独占無料生配信する。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
「選手によっては対応しきれない」日韓決戦に臨む井上尚弥が2度の試合中止、10日前に対戦相手急きょ変更で得た絶対王者の“境地”
井上尚弥がグッドマンに送った〝リスペクト〟 再裂傷に「どういう対策を練ってたのかな」と疑問視も「しっかりしたトレーニングをして挑んできた」
「KOするのが希望だ」4団体統一王者・井上尚弥を前に挑戦者キム・イェジュンが大胆発言「1ラウンド目から全力を尽くして」と〝要求〟も
紆余曲折した防衛戦の準備が整った。緊張感が漂うなか、先に井上が筋骨隆々のボディを披露し、55.2kgの100グラムアンダーでクリアした。前日の記者会見で「2度の試合中止により、調整が1か月ずれてすべて狂ったが、長期で体を仕上げるのはプラスだった」と強調したように引き締まったモンスターの体は、まさに鋼の肉体だった。
一方の挑戦者であるキム・イェジュンも同じく55.2kgで、こちらも問題なし。「1か月前から準備をしてきた」という言葉通り、万全のコンディションを誇示した。無敗の日本人王者に対し、「KOするのが希望だ」と大胆な宣戦布告が飛び出した韓国人ボクサーが一世一代のモンスター討伐に打って出る。
プロ通算戦績は井上が28戦28勝(25KO)、キム・イェジュンは25戦21勝(13KO)2敗2分け。井上は当初IBF、WBO世界同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)と昨年12月24日に対戦する予定だったが、同選手が最終スパーリング中に左目上を裂傷するアクシデントで試合が1か月の延期になった。さらに、今月11日に再び同箇所をグッドマが負傷してしまい棄権を発表。リザーブとして控えていたキム・イェジュンが代役挑戦者としてビッグマッチのリングに立つ機会を得た。
試合10日前に対戦相手が急きょ変更になる異例の興行として注目される統一戦は、いよいよ本番を残すのみ。世界が注目する試合はNTTドコモの映像配信サービス『Lemino』で独占無料生配信する。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
「選手によっては対応しきれない」日韓決戦に臨む井上尚弥が2度の試合中止、10日前に対戦相手急きょ変更で得た絶対王者の“境地”
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「KOするのが希望だ」4団体統一王者・井上尚弥を前に挑戦者キム・イェジュンが大胆発言「1ラウンド目から全力を尽くして」と〝要求〟も