格闘技・プロレス

新日本・棚橋弘至、所属選手相手のシングル引退ロードは「対戦する選手の全員に火付けて回るから」

どら増田

2025.01.25

ヤングライオン勢とのシングルに貫禄の勝利を収めた棚橋。写真:新日本プロレスリング

 新日本プロレスは新シリーズ『Road to THE NEW BEGINNING』1.22、1.23東京・後楽園ホール大会2連戦を開催した。1.4東京ドーム大会で、EVILとのランバージャックデスマッチを皮切りに、来年の1月4日に決めた棚橋弘至レスラー人生最後の日まで、引退カウントダウンが行なわれている。1.5東京ドーム大会では、AEWで同日デビューの柴田勝頼とエキシビジョンマッチを、2.11大阪・大阪府立体育会館ではデビュー戦の相手である真壁刀義と、さらに4.11アメリカ・Wintrust Arena(イリノイ州シカゴ)大会ではKOUNOSUKE TAKESHITAとのシングルが決定。棚橋は「引退までに全所属選手とシングルをやる」と公言しているだけに、名乗り上げた順番でシングルが実現しそうな勢いだ。

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 今シリーズでは、ヤングライオンを卒業していたら棚橋の引退に立ち会えない可能性があるヤングライオン勢とのシングルが実現している。22日は嘉藤匠馬、23日は村島克哉、2.3は永井大貴(会場はいずれも後楽園ホール)というカードが第1試合で組まれた。まずテレビのレスラー育成計画番組からデビューした嘉藤は、番組に出演していた時から持ち合わせているセンスと、負けず嫌いさが爆発。自身が今出来ることの全てを棚橋にぶつけたが、最後は、テキサスクローバーホールドて締め上げられてギブアップ。敗れはしたが負けん気の強さが印象的だった。
 試合後、棚橋は「(嘉藤は)やっぱりしっかりスタミナがあるね。そして、根性もあるよ。最後、試合終わってさあ、『新日本プロレス、盛り上げていこうぜ』って言ったらさ、何て言ったと思う?『言われなくてもやってやるよ!』って。ハハハ!頼もしいな!それでこそ、新日本のヤングライオン。それでこそ、俺が所属選手と闘う意味があるってことだよ。よし、カウントダウン、やっていきましょうか!」と嘉藤を高評価。嘉藤は「クソッ!試合を組んでもらって思い出作り、そんなんじゃねぇんだよ。俺は勝ちたかったんだよ。棚橋、テメーがあと1年で引退して、『さぁ次、新日本プロレス、俺いなくて大丈夫かな?』とか思ってるかもしんねぇけどよ、そんなの心配すんな。俺が必ずトップに立って、新日本をもっと上に必ず導いてやる」と棚橋の期待をさらに超えていく思いだ。

 続く村島戦でも若い力を感じた棚橋は「村島、リング上で『ありがとうございました』なんて言わないよね。『もう一回、もう一回、またいつかもう一回』って。昨日の嘉藤もそうだけど、若い選手、対戦する選手の全てに全員に火付けて回るから。『棚橋さんの後は俺たちがなんとかします』? 安心しねぇから。そんなこと信用しねぇからな。態度で見せろ。試合で見せろ!これからますます棚橋引退ロード…自分で引退ロードって言うの嫌らしいから、棚橋の最後の闘い…まだ1月だしな。これから俺がやること全部に意味を込めます」と棚橋の側から対戦相手に火をつけて行くと決めたようだ。棚橋の逸材継承はまだ始まったばかり、これからは他団体も含めて世界中から「対戦しろ」と声をあげてくるのは間違いないだろう。

◆新日本プロレス◆
『Road to THE NEW BEGINNING』
2025年1月22日
2025年1月23日
東京・後楽園ホール
▼棚橋弘至ファイナルロード~継(つなぐ)(20分1本勝負)
○棚橋弘至(8分31秒 テキサスクローバーホールド)嘉藤匠馬●
▼棚橋弘至ファイナルロード~継(つなぐ)(20分1本勝負)
○棚橋弘至(8分28秒 テキサスクローバーホールド)村島克哉●

文⚫︎どら増田

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