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卓球

早田ひなが全日本3連覇! 16歳・張本美和を撃破 「シーズン1」のパリ五輪から28年ロス五輪に向け進化を決意「ここからシーズン2のはじまり」

THE DIGEST編集部

2025.01.26

早田ひなが全日本3連覇を飾った。(C)Getty Images

早田ひなが全日本3連覇を飾った。(C)Getty Images

 1月26日、卓球の全日本選手権が東京体育館で行なわれ、2年連続で同じ顔合わせとなった女子シングルス決勝は早田ひなが張本美和を4-0(11-3、11-6、13-11、11-6)のストレートで破り、史上6人目となる3連覇を達成した。笑顔満点の女王は優勝インタビューで2028年ロサンゼルス五輪に向け、さらなる進化を誓った。

 昨年のパリ五輪では左腕の痛みによるアクシデントに襲われながら、不屈の精神で乗り切り、悲願の銅メダルを獲得した日本女子のエースが、女子団体でともに銀メダルを獲得した将来のエースの挑戦を再び退けた。

 序盤こそ張本が2点を奪うが、すぐに早田が猛反撃。両ハンドを浴びせて9連続ポイントを積み重ね、第1ゲームを11-3で先制した。

 第2ゲームは張本が強打で打開を図るも、ミドルの突き合いでは早田が上回り、中盤から5連続ポイントを交えて11-6で奪う。続く第3ゲームは張本が4-1とリードするが、早田がじわじわと追い上げ、両サイドに散りばめる緩急自在な攻撃で張本を揺さぶる。デュースまでもつれた競り合いを前回女王が制した。

 もう落とせない張本はロングサーブを連発して5-2と先行するも、ラリー戦で早田が4点を連取して逆転する。五輪シングルスメダリストの波状攻撃に16歳は防戦一方に。一気にマッチポイントを握られ、最後は張本のボールがネットにひっかかり、頂上決戦は早田が圧巻のストレートでモノにし、3連覇を決めた。
 
 激闘後、早田は会場インタビューに応じ、「本当にパリオリンピックまでの自分には戻ることはできない。『シーズン1』がパリオリンピックの早田ひなとしてで、ここからが『シーズン2』の始まり」と独特に表現したうえで、「ここからもう上がっていくだけ。しっかり怪我と向き合いながら頑張っていきたい」と話し、エースとしてあらたな決意を誓った。

構成●THE DIGEST編集部

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