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【F1】角田裕毅のハース移籍は〝実現してほしかった〟と専門メディア「これほど明らかな天賦の才能がレッドブルの外で何を成し遂げるのか」

THE DIGEST編集部

2025.02.03

ハース移籍の可能性もあった角田。(C) Getty Images

ハース移籍の可能性もあった角田。(C) Getty Images

 専門メディア『THE RACE』は現地2月2日、レーシングブルズでの5シーズン目を迎える角田裕毅が昨季ライバルチームと進めていた契約交渉を紹介。その交渉の解説や現時点での評価を公開した。

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 同メディアは「実現しなかった2025年シーズンに向けた7つの興味深い取引」と題した記事を配信。昨季、当時レッドブル&RB(現レーシングブルズ)のリザーブドライバーだったリアム・ローソンのザウバー移籍や、ウィリアムズで鮮烈デビューを飾ったフランコ・コラピント(現在アルピーヌのテスト兼リザーブドライバー)とアレックス・アルボン(ウィリアムズ)のレッドブル行きなど、噂されていたものの実現には至らなかった移籍を紹介した。

 角田は昨年6月の契約延長前に、ハースを含む複数チームと契約について交渉を実施。自身ではライバルとの交渉を行なうことによって、より主体的に自チームとの契約延長を進めることができたと振り返っている。また、同メディアは「角田陣営と中団勢のライバルたちの両方が、2025年に(角田が)レッドブル以外のチームに移籍することが、最初は横道や後退を意味していたとしても、キャリア最善の選択肢になるかどうかを模索した」と説明した。

 結果的には実現しなかった角田のハース行きだが、同メディアはこの決断が角田のキャリアにとって重要な分岐点であり、“移籍してほしかった”との考えを示した。「レッドブルが角田を真剣に受け止めないのは、欠点はあるにせよ、これほど明らかな天賦の才能を持つドライバーがレッドブルのシステムの外で何を成し遂げるのか、という疑問符をより興味深くさせるだけだ」。

 他にもザウバーやアルピーヌが関心を示していたというが、角田はレッドブルへの昇格に望みをかけて、2025年もレーシングブルズのマシンに乗ることを選択した。現時点でレギュラーシート獲得には至ってないが、リザーブドライバーに就任したとの報道も。あと40日ほどに迫った新シーズンで、角田は残留が“正しい選択”だったと言えるような走りを見せられるか、期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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