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【F1】角田裕毅は2026年にアストンorハースの〝リザーブ就任〟と専門家予想 VCARBでは「残留を望んだとしても、スペースは残されていない」

THE DIGEST編集部

2025.02.06

2026年にシートを喪失すると予想された角田。(C)Getty Images

2026年にシートを喪失すると予想された角田。(C)Getty Images

 F1は2026年からキャデラックの参戦により11チーム22人のドライバーが参戦することが決定。すでに14人が来季の契約を結んでいる一方で、今季からフル参戦を始めるドライバーが6人いることからも分かる通り、新世代の台頭もすでに始まっている。そんな中、今季限りでシートを失うと見られているのが角田裕毅(レーシングブルズ)だ。

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 専門メディア『THE RACE』は現地2月5日、専門家3人による来季の各チームのドライバー・ラインアップ予想を公開。マクラーレン、フェラーリ、メルセデス、アストンマーティンの上位勢のラインアップに変更なしと見通しており、レッドブルについても、移籍が囁かれているマックス・フェルスタッペンはチームに残留する可能性の方が高いとし、リアム・ローソンについても他の有力な候補が不在である現状から、ラインアップ維持が濃厚であるとした。

 中団勢に関しても大きな変化は無いとの考えを示した同メディアだが、レーシングブルズでは今季デビューのアイザック・ハジャーの相棒としてレッドブル育成の17歳アルヴィッド・リンドブラッドが角田のシートを譲り受けると予想。レッドブル陣営の成績次第では「フェルスタッペン以来最高の逸材」が、今季中にデビューする可能性も0ではないとすら綴っている。

 角田のシート喪失については、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が「サポートチームにドライバーを5年間も在籍させることはできない」と放出をほのめかしていること、角田を支援するホンダが今季限りでレッドブル陣営への技術提供を終了することなどが理由だと説明。「角田が残留を望んだとしても、レッドブルがセカンドチームでジュニアのルーツにさらに軸足を戻すため、スペースは残されていないかもしれない」と厳しい見方を示した。

 また、今回の予想に参加しているスコット・ミッチェル=マルム記者は同メディアのポッドキャスト番組で、角田のリザーブ/テストドライバー就任を予想。26年からホンダ製PUの供給を受けるアストンマーティン、あるいは将来フェラーリ加入が有力視されているオリバー・ベアマン擁するハースで27年以降のシート獲得のチャンスを窺う可能性があると話した。

 そして、新チームのキャデラックについては、バルテリ・ボッタス(メルセデスリザーブドライバー)などのグランプリウィナーの獲得が望まれている一方で角田についても「除外はできない」と言及。残留が難しいとなれば、限られた選択肢の中でどのチームのどの役割を選ぶのか。角田の決断にも注目だ。

 全チームのドライバー・ラインアップ予想は以下の通り。

マクラーレン:ランド・ノリス/オスカー・ピアストリ
フェラーリ:シャルル・ルクレール/ルイス・ハミルトン
レッドブル:マックス・フェルスタッペン/リアム・ローソン
メルセデス:ジョージ・ラッセル/キミ・アントネッリ
アストンマーティン:フェルナンド・アロンソ/ランス・ストロール
アルピーヌ:ピエール・ガスリー/フランコ・コラピント
ハース:エステバン・オコン/オリバー・ベアマン
レーシングブルズ:アイザック・ハジャー/アルヴィッド・リンドブラッド
ウィリアムズ:カルロス・サインツ/アレックス・アルボン
アウディ:ニコ・ヒュルケンベルグ/ガブリエル・ボルトレト
キャデラック:バルテリ・ボッタス/コルトン・ハータ

構成●THE DIGEST編集部

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