日本人対決への期待が大きい。

　現地２月７日、サウジアラビア総合娯楽庁長官のトゥルキ・アラルシク氏は、米放送局『ESPN』のインタビューに応じ、12月にリヤドで予定されているプロボクシング世界スーパーバンタム級４団体統一王者・井上尚弥（大橋）の世界戦について言及。WBC世界バンタム級王者・中谷潤人（M・T）とのカード実現を望んでいるようだ。

【画像】Lemino BOXING 世界タイトルマッチを華やかに彩ったラウンドガールを特集！ 　今回のインタビュー内で、「（井上と）誰が戦うのを見たいか？」と問われたアラルシクは、「日本のチャンピオンがいい」と返答。「ナカタニ？」と同局のマイク・コッピンジャー記者が確認すると、「そう。それが見たい試合だ」と返し、「実現しなかったとしても、素晴らしい試合のひとつだろう」と興味を示した。

　また、2025年が日本・サウジアラビア外交関係樹立70周年の節目でもあり、「あなたにとってナオヤ・イノウエが特別なファイターなのは、なぜか？」と続けて質問を受けたアラルシク氏は、「特別な存在だ。さらに、今年が我が国と日本の関係を祝う年でもある」と回答。その後も、「日本は、私たちにとって重要な国」と強調していた。

　井上のスケジュールに関しては、さまざまな噂が飛び交っている。米メディアの間で「リヤド・シーズン」のデビュー戦は、他にWBAフェザー級王者ニック・ボール（英国）、WBAスーパーバンタム級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ（ウズベキスタン）も対戦候補に挙がっているが、はたして井上の相手は誰になるのだろうか。

　これまで日本ボクシング界に数々の金字塔を打ち立ててきた井上。今後も怪物の動向から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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