陸上

競歩・池田向希が“ドーピング違反”で4年間の資格停止処分→パリ五輪入賞が抹消に…本人は断固否定して潔白を主張「全く納得いきません」

THE DIGEST編集部

2025.02.15

東京五輪や世界陸上のメダリストである競歩の池田。ドーピング違反で4年間の資格停止処分を受けた。(C)Getty Images

 重い処分が下された。

 2月14日、世界陸上競技連盟の独立監視機関である『Athletics Integrity Unit(以下「AIU」)』は、男子20キロ競歩の2021年東京五輪代表で、22年オレゴン世界選手権で銀メダルを獲得した池田向希にドーピング違反があったとして、4年間の資格停止処分を発表した。これに対し同選手は今回の裁定について、納得できない姿勢を示しており潔白を主張している。

 事の経緯は24年6月、池田はAIUから血液ドーピングの疑いがあるとの通知を受けた。7月24日に専門家の見解を示したうえで池田は同日に弁明書を提出したが、AIU側は昨年11月1日付で、生体パスポートの数値変動により池田にドーピング違反があったと指摘。暫定的な資格停止処分を下した。

 これに対して、池田側はAIUにアンチ・ドーピング規則違反立件に対する不服申し立てを提出。今年2月に調査機関による審問が実施された結果、ドーピング違反が認定され、4年間の資格停止処分を科す裁定が下された。これによって、池田が出場した昨夏のパリ五輪7位入賞や、昨年の日本選手権20キロ競歩で世界歴代3位を樹立した1時間16分51秒の輝かしい記録が抹消となった。
 
 落胆する池田は14日、所属する旭化成を通じて声明を発表。断固として処分は到底受け入れられないと、決然たるコメントを残している。

「私は絶対にドーピングをしていませんので、今回の裁定は全く納得がいきません。あらぬ疑いをかけられ、全くもって理解し難い状況です。裁定が出た本日まで、今後の大会の出場を諦めずに練習に取り組んできました。このまま身に覚えのないことで処分を課されるのは、極めて不条理と思わずにいられません。裁定の詳細が入り次第、適切な対応を検討いたしますので、今後ともご理解とご支援をいただければ幸いです」

 2028年ロス五輪の出場にも意欲をみせていた池田。「真実」であれば、陸上競技のオリンピックや世界陸上の日本人メダリストでは生体パスポートの異常値による処分は初めてとなる。

構成●THE DIGEST編集部

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