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「最高のチームワークで掴んだ勝利」ロコ・ソラーレ吉田知那美が3年前の死闘を回顧。日本カーリング界の歴史を塗り替えた日に感動再び「思い出すだけで鳥肌が…」

THE DIGEST編集部

2025.02.21

ロコ・ソラーレの吉田は自身のSNSに3年前に五輪メダルを確定させた試合を回顧した。(C)JCA/H.IDE

 2018年平昌五輪で銅メダルに輝いたカーリング女子ロコ・ソラーレの吉田知那美が2月20日に自身のインスタグラムを更新し、3年前の同日に北京五輪で銀メダル以上を確定させた死闘を回顧した。
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 吉田は五輪公式が投稿した動画を引用する形で、北京五輪の準決勝を泣き顔の絵文字とカーリングストーンの2つで表現。文面には「3年前の今日、北京オリンピック2022カーリング女子日本代表が銀メダルを獲得 最高のチームワークで掴んだ勝利 史上初の決勝進出を決めた、準決勝を振り返ろう」と記され、強豪スイスを8対6で撃破した奇跡の一戦を振り返った。
 
 まさに日本カーリング界の歴史を塗り替えた日だった。1次リーグを4位通過した日本は銀メダル以上をかけて同リーグ首位のスイスと激突。スキップの藤澤五月が随所で正確なショットを見せ、第5エンドでの最終投で渾身のダブルテイクアウトに成功して大量4点のビッグエンドを作り出し、日本が逆転する。第7エンドでスイスに3点を奪われるが、第9エンドの大ピンチを1点でしのぎ手に汗握る攻防を逃げ切り、男女を通じて初の決勝進出を決めた歴史的なゲームだった。
 
 ロコ・ソラーレの弾ける笑顔、抜群のコミュニケーション力で会心の勝利を手繰り寄せた一戦を振り返ったフォロワーは、当時の興奮を思い返し「大好き♡ロコソラーレ」「思い出すだけで鳥肌が立つ」「愛の溢れるチーム」「熱い感動が再び...涙」「何度観てもいい!」「五輪史上最も感動した、一生忘れ得ぬ、思い出のワンシーン」といったコメントを寄せている。

 日本の26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪のカーリング出場権争いは、3月に行なわれる世界選手権(男子はカナダ、女子は韓国で開催)の結果を受けて国別の出場枠が決まる。9月には北海道・稚内で代表候補決定戦が実施され、特に代表争いが熾烈な女子は今年の日本選手権を制したフォルティウス、昨年の同大会を制したSC軽井沢クラブ、そして世界ランク日本勢最上位で同大会3位だったロコ・ソラーレの三つ巴で争う。

 ミラノ・コルティナ五輪へとつながる道は、まだまだ熾烈を極める。

構成●THE DIGEST編集部

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