WBOアジア・パシフィック・バンタム級王者の那須川天心(帝拳)は2月24日、有明アリーナ(東京)で119ポンド(約53・98キロ)契約10回戦に臨み、前WBO世界同級王者のジェーソン・モロニー(オーストラリア)を判定勝利で下した。
【画像】男たちの熱き戦いに華を添えるラウンドガールを特集! 那須川は第1Rから右ストレートを食らう劣勢でスタート。さらに第6Rにはモロニーの左右のパンチにダウンしかける場面もあった。しかし、ほかのラウンドではアッパーやフックを効果的に叩きこみ、決定打こそなかったがポイントの面で試合を有利に進めたことが強敵撃破につながり、3人のジャッジは97-93、97-93、98-92。日本人ボクサーの優勢勝ちを下した。
しかし、この結果にモロニー陣営は不満を漏らした。試合後、モロニ―は「自分のなかでは接戦だと思っていた。ジャッジにとって魅力的な試合ができなかったかも」と振り返った。「あれだけ走り回っているだけだった天心にポイントがいったラウンドがあったのは残念だった。自分の方がパンチを当てていて効いていたという印象だ。ジャッジの1人が98‐92をつけていたのは、少しアンフェアじゃないかと思う」と疑問を呈した。
そして、モロニーのコンサルティングを務めているという男性は「モロニーは、この試合に勝てていたのではないかという印象がある。私たちが大きく取れているラウンドもあった。それが自分たちにポイントがついていないのは理解できない」と採点に苦言。「コミッションの皆さんは、ジャッジの教育をしっかりしてほしい。これからこのような不公平な採点がないことを祈る」と断じ、より質の高い判定を求めた。
モロニー陣営の不満に対するコメントを求められた那須川は、「一番はジャッジに手を委ねないのが大事だと思うんですよ、お互いに」との考えを示す。「そういった(KOで勝敗が決まる)試合じゃなかったら、ちょっとした差だったりポイントだったり、印象だったりが大事になると思う。僕はポイント獲るのがすごい上手いと思うので、そこで獲ってたところは多いと思う」と、勝つための試合運びや技術で上回ったことに変わりはないとの私見を述べた。
取材・文●谷健生(THE DIGEST編集部)
【動画】那須川天心の強烈アッパーが前世界王者にヒット!
【画像】男たちの熱き戦いに華を添えるラウンドガールを特集! 那須川は第1Rから右ストレートを食らう劣勢でスタート。さらに第6Rにはモロニーの左右のパンチにダウンしかける場面もあった。しかし、ほかのラウンドではアッパーやフックを効果的に叩きこみ、決定打こそなかったがポイントの面で試合を有利に進めたことが強敵撃破につながり、3人のジャッジは97-93、97-93、98-92。日本人ボクサーの優勢勝ちを下した。
しかし、この結果にモロニー陣営は不満を漏らした。試合後、モロニ―は「自分のなかでは接戦だと思っていた。ジャッジにとって魅力的な試合ができなかったかも」と振り返った。「あれだけ走り回っているだけだった天心にポイントがいったラウンドがあったのは残念だった。自分の方がパンチを当てていて効いていたという印象だ。ジャッジの1人が98‐92をつけていたのは、少しアンフェアじゃないかと思う」と疑問を呈した。
そして、モロニーのコンサルティングを務めているという男性は「モロニーは、この試合に勝てていたのではないかという印象がある。私たちが大きく取れているラウンドもあった。それが自分たちにポイントがついていないのは理解できない」と採点に苦言。「コミッションの皆さんは、ジャッジの教育をしっかりしてほしい。これからこのような不公平な採点がないことを祈る」と断じ、より質の高い判定を求めた。
モロニー陣営の不満に対するコメントを求められた那須川は、「一番はジャッジに手を委ねないのが大事だと思うんですよ、お互いに」との考えを示す。「そういった(KOで勝敗が決まる)試合じゃなかったら、ちょっとした差だったりポイントだったり、印象だったりが大事になると思う。僕はポイント獲るのがすごい上手いと思うので、そこで獲ってたところは多いと思う」と、勝つための試合運びや技術で上回ったことに変わりはないとの私見を述べた。
取材・文●谷健生(THE DIGEST編集部)
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