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格闘技・プロレス

「モロニーの勝ちはない」天心戦の解説務めた元世界王者が賛否分かれたジャッジに私見「ただ前へ出ているだけではポイントは取れません」

谷健生(THE DIGEST編集部)

2025.02.26

判定勝ちで勝利を収めた那須川(右)。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

判定勝ちで勝利を収めた那須川(右)。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 WBOアジア・パシフィック・バンタム級王者の那須川天心(帝拳)は2月24日、有明アリーナ(東京)で前WBO世界同級王者のジェーソン・モロニー(オーストラリア)との119ポンド(約53・98キロ)契約10回戦に臨み、判定勝利を収めた。

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 那須川は第1ラウンドから右ストレートを受けたほか、第6Rにはモロニーの左右のパンチにダウンしかける場面も。しかし、互いに決定打はなく、那須川がほかのラウンドでアッパーやフックを効果的に打ち込んだことで3人のジャッジは97-93、97-93、98-92と日本人ボクサーの優勢勝ちと判断した。

 しかし、この結果にモロニーは「あれだけ走り回っているだけだった天心にポイントがいったラウンドがあったのは残念だった。自分の方がパンチを当てていて効いていたという印象だ。ジャッジの1人が98‐92をつけていたのは、少しアンフェアじゃないかと思う」と敗戦を認めつつもそれほど大差ではなかったとの見方を示した。

 加えて、モロニーのコンサルティングをしているという男性も「モロニーは、この試合に勝てていたのではないかという印象。私たちが大きく取れているラウンドで自分たちにポイントがついていないのは理解できない」とジャッジに苦言を呈していた。

 視聴者の間でもジャッジに対する評価が分かれた今回の試合。中継の解説を務めたWBC世界スーパーバンタム級名誉チャンピオンの西岡利晃氏は2月25日、自身のXを更新し、以下のように私見を述べた。

「天心選手のボクシングが良かったのは事実です。私の採点上でも天心の勝ちでした。現在の採点はただ前へ出ているだけではポイントは取れません 手数・実際に当てている数・ラウンドマストでもう一度見てみてください。モロニーの勝ちはないです」

 那須川は自身を「ポイントを獲るのがすごい上手い」と評しており、西岡氏の言葉通りラウンドマスト判定に有利な試合運びをしていたことは間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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