バレーボールのSVリーグは３月２日に公式HPを更新。「SV.LEAGUEにおける差別・誹謗中傷等への対応についてのチェアマンコメント」と題し、東京グレートベアーズ（男子）に所属するマチェイ・ムザイ選手の差別的発言に対する大河正明チェアマンのコメントを発表した。
【動画】ムザイ選手が差別的・侮辱的発言…問題となっている瞬間！

　SVリーグは、同１日に行なわれた第17節東京GB対大阪ブルテオンの試合で、「ムザイ選手による相手選手への差別的・侮辱的発言を確認し、規律規程の第21条に則り、（同）２日（日）に開催するGAME２へのムザイ選手の出場停止を決定いたしましたので、お知らせいたします。明日の出場停止以外の制裁については、後日開催する規律委員会で決定いたします」と綴り、伝えた。

　同２日もSVリーグは公式HPを更新し、以下のように謝罪した。

「東京グレートベアーズvs大阪ブルテオンの試合にて発生した事案について、大阪ブルテオンの選手はもちろんのこと、ファンやパートナーの皆さまをはじめ、多くの関係者にご迷惑ご心配をおかけしたことを統括団体として深くお詫び申し上げます。
  　SV.LEAGUEには様々な国や人種の選手、スタッフが在籍しており、その全ての方の多様性、公平性、包摂性は当然に尊重されるべきです。差別的・侮辱的発言はスポーツ選手として相手へのリスペクトに著しく欠け、人権や名誉を傷つける行為であり、いかなる理由があっても正当化されるものではありませんし、このような行為は選手や関係者を傷つけるだけでなく、リーグ・クラブの価値を貶める由々しき事態であり、断固として容認できるものではありません」

　さらに今後の対応について、大河チェアマンは、「週明けには規律委員会（委員長：國分裕之）が開催され、改めて制裁内容を決定します」と綴り、続けて、「いかなる差別・誹謗中傷も容認せず、関わる全ての方への差別・誹謗中傷をなくし、人権を守ります」とコメントした。

　選手が差別的発言を受けた大阪Bも公式HPを更新。「差別発言に対して、強く抗議し、これを一切容認しないことをここに表明します。」とコメントし、さらに「差別や偏見は決して容認されるべきではなく、私たちはそのような行為に対して断固として立ち向かう姿勢を持っています」と記し、声明を出した。

構成●THE DIGEST編集部

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