今年9月に東京で開催される世界陸上の代表選考会を兼ねた東京マラソン(東京都庁前~東京駅前=42.195キロ)が3月2日に行なわれ、女子の優勝はストゥメ・アセファ・ケベデ(エチオピア)が2時間16分31秒で大会連覇を果たした。その裏で、かつて世界記録を樹立した海外の超大物ランナーがTOKYOを疾走した。
【画像】3万7千人を超えるランナーが東京の街を疾走!東京マラソン2025
完走したのは、2005年世界陸上ヘルシンキ大会のマラソン金メダリストであるポーラ・ラドクリフ(英国)。02年にロンドンで2時間18分56秒の当時世界歴代2位のタイムを叩き出す鮮烈なマラソンデビューを飾ると、同年10月のシカゴでは前半からハイペースを刻み2時間17分18秒の世界記録を樹立した。さらに翌年のロンドンでは、そのタイムを2分近く縮める2時間15分25秒をマーク。19年にブリジット・コスゲイ(ケニア)が破るまで16年もの間、記録を保持すした伝説の女性ランナーである。
現在51歳の彼女は今回の東京で、実に10年ぶりとなるマラソンに挑戦。現役時代と変わらない長身を活かしたストライド走法はブランクを感じさせない軽やかな走りで、タイムは2時間57分26秒(111位)をマーク。3時間未満で完走する、いわゆる「サブ3」を達成した。
ラドクリフの激走は母国メディアも驚きの声を上げている。英公共放送局『BBC』は公式Xに『2:57:26』という走破タイムを大きく掲載。「51歳のラドクリフは、15年のロンドンで輝かしい陸上競技人生を終えてから10年後、2時間57分26秒という驚愕タイムで完走した」と記し、その超人ぶりを称えた。
15年で現役引退後、育児を中心にしながら解説者として活動していたラドクリフ。記事では6つの主要マラソン大会(ロンドン、ボストン、東京、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク)すべてに出場して完走することを目指しており、4月21日に開催される米国・ボストンマラソンにも参加する予定だと明かした。
マラソン再挑戦の理由は6大会を完走した選手に与えられる「Six Star Finishers」メダルを獲得すること。「私のキャリアの大半は5レースで、そこに東京が追加された。日本でレースをする機会がほとんどなかったから、嬉しかったわ。私は昨年50歳になり、残した目標について考えてみると、そのうちのひとつは6つのマラソン・メジャー大会に出場することでした」と語っており、元世界記録保持者は大いなるチャレンジ完遂に意欲を示している。
構成●THE DIGEST編集部
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完走したのは、2005年世界陸上ヘルシンキ大会のマラソン金メダリストであるポーラ・ラドクリフ(英国)。02年にロンドンで2時間18分56秒の当時世界歴代2位のタイムを叩き出す鮮烈なマラソンデビューを飾ると、同年10月のシカゴでは前半からハイペースを刻み2時間17分18秒の世界記録を樹立した。さらに翌年のロンドンでは、そのタイムを2分近く縮める2時間15分25秒をマーク。19年にブリジット・コスゲイ(ケニア)が破るまで16年もの間、記録を保持すした伝説の女性ランナーである。
現在51歳の彼女は今回の東京で、実に10年ぶりとなるマラソンに挑戦。現役時代と変わらない長身を活かしたストライド走法はブランクを感じさせない軽やかな走りで、タイムは2時間57分26秒(111位)をマーク。3時間未満で完走する、いわゆる「サブ3」を達成した。
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15年で現役引退後、育児を中心にしながら解説者として活動していたラドクリフ。記事では6つの主要マラソン大会(ロンドン、ボストン、東京、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク)すべてに出場して完走することを目指しており、4月21日に開催される米国・ボストンマラソンにも参加する予定だと明かした。
マラソン再挑戦の理由は6大会を完走した選手に与えられる「Six Star Finishers」メダルを獲得すること。「私のキャリアの大半は5レースで、そこに東京が追加された。日本でレースをする機会がほとんどなかったから、嬉しかったわ。私は昨年50歳になり、残した目標について考えてみると、そのうちのひとつは6つのマラソン・メジャー大会に出場することでした」と語っており、元世界記録保持者は大いなるチャレンジ完遂に意欲を示している。
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