RIZINは5月4日に東京ドームで開催するとしているビッグマッチ『THE MATCH 2』のメインカード、朝倉未来と平本蓮の再戦が、平本の怪我により中止になったと発表した。

【画像】平本蓮vs朝倉未来、『THE MATCH 2』が電撃決定！互いの視線外さず、バチバチした瞬間
　両者は昨年7月28日にさいたまスーパーアリーナスタジアムバージョンで対戦し、平本が1RにTKOで勝利をするも、試合後に物議を醸したこともあり、両者が再戦に合意していた。那須川天心と武尊以来のビッグマッチという位置づけで『THE MATCH 2』のタイトルが掲げられてはいるが、これに匹敵するようなカードがないのも現状だ。
 
　RIZINの榊原信行CEOによると「蓮は昨年から抱えていた右肩の故障を抱えており、外傷性肩関節不安定症で全治6か月と診断され、2月末に手術を受けて、手術は成功したものの、未来戦はドクターストップがかかった」という。会見に同席した平本は「試合を楽しみにしていてくれたRIZINファン、僕のファンの方をガッカリさせて申し訳ない。しっかり治して、大みそか、しっかりRIZINを盛り上げられるように、今自分ができるベストを尽くしてみんなの前に戻ってきたい」と今年の大晦日の復帰を目指していくという。

　この日の会見で大会自体の中止は明言せず、榊原CEOは「未来に何が何でも上がってほしい、上げたい。リング上での未来の戦いを待ちわびているファンも多いと思うので、一人のプロモーターとして朝倉未来の復活祭をプロデュースさせてほしい」と主旨を朝倉未来の復活祭に変えてでも東京ドーム大会を開催したい意向を述べた。

　RIZINは昨年のゴールデンウィークの大会開催をプロボクシング井上尚弥の東京ドーム大会に譲っているだけに、今年は格闘技でゴールデンウィークを盛り上げたい気持ちが強いようだ。今後１週間を目処に未来と話し合いを持った上で結論を出すとしている。

　平本は「欠場する僕が言うのもあれですけど東京ドームを救えるというか、東京ドームに客を呼べて興行自体を救える人間は朝倉未来しかいないんじゃないかなと敵ながら思う。昨日のBreakingDownみたいにバカとバカでつるんで変なことやってないで、お前も格闘家として才能あるんだから頑張れよという気持ちはあります」と平本節を炸裂させつつ、未来に今大会を託す意向だ。

取材・文⚫︎どら増田
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