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マラソン・駅伝

「ナイス!」「さすがしっかり者」加世田梨花の冷静な対応力に称賛の声! ペースメーカーのミスを最小限に防ぐ“仕草”にネット注目【名古屋ウィメンズ】

THE DIGEST編集部

2025.03.09

加世田はペースメーカーのミスを最小限に防ぐ神対応をみせた。写真:THE DIGEST写真部

加世田はペースメーカーのミスを最小限に防ぐ神対応をみせた。写真:THE DIGEST写真部

 今年9月に東京で開催される世界陸上の代表選考を兼ねた女子マラソンの最終レースである名古屋ウィメンズマラソン(バンテリンドームナゴヤ発着=42.195キロ)が3月9日に号砲が鳴り、佐藤早也伽(積水化学)が2時間20分59秒で日本人最上位の2位となり、代表選出が濃厚となった。だがその裏で、ペースメーカーがコースを間違えるハプニングがあった。
【画像】自己ベスト更新!名古屋を駆け抜け、世界陸上代表に前進した佐藤早也伽

 23キロ付近に予想もしないアクシデントが生じた。先頭集団を引っ張るペースメーカーが本来は左へ曲がるところを曲がらず、そのまま正式コースとは違う方向へ。上杉真穂(東京メトロ)ら数人のランナーがペースメーカーに付いていきかけたが、23年世界陸上代表の加世田梨花(ダイハツ)が正しい方向を指差して先頭集団をコースに戻し、大きなタイムロスなくレースは続いた。
 
 一歩間違えれば重大な事故となるところを最小限に防いだ加世田の冷静な対応力にネット上は注目。「加世田さんナイス!」「素晴らしい神対応」「こういうところにまで選手に気を遣わせちゃって可哀想」「さすがしっかり者の加世田さん!」といった称賛するコメントが上がった。

 実は加世田は昨年の名古屋ウィメンズでもさり気ないフェアプレーをみせている。先頭集団でレースを展開する鈴木亜由子(JP日本郵政G)が、10キロのスペシャルドリンクを取ることに失敗。直後のゼネラルドリンクも取ることができず、連続で給水できずにいると、これを見ていた加世田が自身が持っていたドリンクを手渡し、鈴木は無事に給水できた。当時、パリ五輪の代表の座を争うライバルを助けたこのシーンは大きな反響があった。

 正式コースに誘導する影のファインプレーをみせた加世田だったが33キロ過ぎに遅れ始め、上位との差が開いていく。結果的に加世田は2時間23分5秒の5位でフィニッシュ。2大会連続のマラソン日本代表を目指し、目標としていた20分切りには惜しくも届かなかった。

構成●THE DIGEST編集部

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