圧巻Vを成し遂げた日本人女子ゴルファーが注目を浴びている。

　現地３月９日、米女子ゴルフツアー「ブルー・ベイLPGA」の最終日が中国・海南島のブルーベイGC（パー72）で行なわれ、首位スタートで出た竹田麗央は８バーディー、ノーボギーの64で回り、通算17アンダーで優勝した。２位のミンジー・リー（オーストラリア）に６打差をつける快勝に海外から賞賛の声が上がっている。
【動画】竹田麗央が叩き出した最終日バーディーラッシュのハイライト

　単独首位から逃げ切った。竹田は１番からいきなりバーディースタートで好発進すると、３番と４番で連続バーディー。前半を通算12アンダーまで伸ばす快調さでトップを独走した。

　21歳の勢いはその後も止まる気配はなかった。10番でバーディーを奪うと、13、14番でもバーディーを重ねて一気にスコアを５つ伸ばす。２位につけるミンジ・リーが７番でバーディー、８番でイーグルと猛チャージをみせるものの、逆に竹田も16番でバーディーを奪い取る展開で、いつまでも経っても両者の差は縮まらなかった。

　結局、最終18番でこの日８つ目のバーディーを記録した竹田が米ツアー２勝目。ウイニングパットを沈めると、今大会出場した山下美夢有、吉田優利、勝みなみらから祝福のシャンパンシャワーを浴び、笑顔が弾けた。
  　まさに竹田の独壇場となった今大会。21歳の日本人ゴルファーが魅せた圧巻のバーディーラッシュは海外記者から賛辞が寄せられている。

　あらゆるスポーツ情報を24時間配信している米スポーツサイト『Betarena.com』のジョアン・ネベス氏は「リオ・タケダが2025年ブルーベイLPGAで圧倒的な勝利を収める。日本人ルーキーは素晴らしいパフォーマンスを発揮し、名誉あるトーナメントで圧巻のプレーを魅せた。彼女のLPGAキャリアの中でも印象に残る勝利となるだろう」と称賛を送った。