ゴルフ

圧倒的な差で米ツアー2勝目の竹田麗央に米専門メディア興味津々 「新人離れしたプレー」と唸った勝負度胸に注視

THE DIGEST編集部

2025.03.10

米ツアー2勝目を飾った竹田。(C) Getty Images

 現地3月9日、米女子ゴルフツアーの「ブルー・ベイLPGA」最終日が中国・海南島のブルーベイGC(パー72)で行なわれ、単独首位スタート発進の竹田麗央が2位に6打差をつけて同ツアー2勝目を飾った。8バーディー、ノーボギーの64で回り、通算17アンダーで圧勝した21歳の日本人ゴルファーに海外から注目が集まっている。
【動画】竹田麗央が叩き出した最終日バーディーラッシュのハイライト

 まさに竹田劇場といっても過言ではない猛チャージだった。竹田は1番で早々バーディーを奪うと、その後もスコアを3つ伸ばし快調にホールを回る。後半も勢いは止まらず、10、13、14番でもバーディーを重ねて、付け入る隙を与えない。最終18番でもバーディーで締めくくり、コース記録タイをマーク。米ツアー2勝目を圧巻の内容で掴み取った。

 竹田のバーディーラッシュVには海外メディアも関心を寄せている。米紙『USA Today』のゴルフ専門メディア『Golfweek』はキャメロン・ジョーダン氏は「リオ・タケダは昨秋、日本ツアーの年間女王に輝きその実力を示唆していた。そして彼女は、日曜日に中国でそれを証明した。21歳のルーキーは2025年ブルーベイLPGAで、この日のベストラウンドとなる8アンダーの64で締めくくり、自身2度目のLPGAタイトルを獲得した」と称えた。
 
 同じく米ゴルフ月刊誌『Golfdigest』のジル ・ペインター・ロペス氏は「タケダは最終ラウンドに臨むにあたり、リーダーボードのトップに立つ新人らしからぬプレーを見せた」と評し、新人離れした勝負度胸に感服。「彼女は18番ホールのアプローチショットでグリーンに乗せ、その後フェアウェイに観衆が見守るなかバーディーパットを決めた。彼女は微笑んで帽子を傾け、まるでこれまで何十回も優勝してきたかのような表情を浮かべていた」と印象的な場面だったと綴り、その理由を次のように分析した。

「タケダは昨年11月にLPGAの非会員としてTOTOジャパンクラシックで優勝し、米ツアーへの出場権を手にした。彼女はすでに5回の出場でトップ10入りを3回も果たしており、ルーキーシーズンを華々しくスタートさせている。タケダはわずか4か月あまりで2度目の優勝を果たし、新人ながら大きなメッセージを送った。ゴルファーの中には、首位でプレーすることのプレッシャーに苦しむ人もいるが、彼女の自信は揺らぐことはなかった。日本ツアーで8度の優勝が、その自信に間違いなく関係している」

 竹田は昨年4月のツアー初優勝を皮切りに11月までに8勝と大躍進を遂げ、初の年間女王に君臨。日本女子オープンなど国内メジャー2冠を達成し、獲得賞金2億6573万16円は史上最高額を更新する活躍ぶりだった。

 主戦場を米国に移した今季、21歳の日本人女子ゴルファーが強烈なインパクトを残した。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】「恐るべき才能だ…」竹田麗央の8バーディー、ノーボギー圧巻Vに海外アナリスト衝撃! 急成長を遂げる日本の21歳を激賞「伝説的な選手になるかも」

【記事】「完璧なゴルフだ」21歳・竹田麗央の圧巻バーディーラッシュVに海外記者ら唖然…猛追したライバルの母国メディアは脱帽「運が悪かった」

【記事】「なんてこった!! 8バーディーだ」6打差圧勝Vの竹田麗央をLPGA公式が絶賛! 米ツアー2勝目を決めた猛烈バーディーラッシュに感服「彼女は止まらない」
NEXT
PAGE
【動画】竹田麗央が叩き出した最終日バーディーラッシュのハイライト