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【F1】開幕戦で多方面から称賛された角田裕毅、中国GPでの好結果に向けてポジティブな展望!スプリント実施で「チャンスは2回与えられる」と専門メディア

THE DIGEST編集部

2025.03.21

今シーズン初ポイントを目指す角田。(C)Getty Images

今シーズン初ポイントを目指す角田。(C)Getty Images

 先週末に開幕した2025年F1は2週続きでの開催となり、今週末は中国・上海に戦いの場が移される。

 ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ(以下レーシングブルズ)は、予選までは角田裕毅、アイザック・ハジャーの両ドライバーが好パフォーマンスを発揮したことでいきなりのダブルポイントも期待されたが、フランス人ルーキーはフォーメーションラップでスライドしてストップ、5年目を迎えた日本人ドライバーは安定したドライビングとレース運びで上位をキープするも、終盤に雨が降り出した際にステイアウトを選んだことが裏目に出たことで、入賞圏内から脱落してレースを終えた。

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 満足感に満ちた週末の最後に大きな悔しさを味わう羽目となった角田だが、F1公式サイト『F1.com』は「予選で5番手という驚きの結果を出し、レースの大半でポイント圏内の好位置を維持していたが、インターミディエイトタイヤへのタイミングが遅れたことで順位を大きく落とし、12位フィニッシュし入賞を逃した。この戦略判断について、チームは角田に謝罪している」と綴り、「パワーランキング」で実際の順位を上回る「8位タイ」としている。

 なお、判断の誤りを指摘されたレーシングブルズのローラン・メキーズ代表は、「隠れる場所はどこにもない。我々は最後の判断を誤ってしまった。この件を見直し、さらに努力してプロセスや判断の仕方を学び、より強くなっていきたい。このミスを二度と繰り返さないよう、見直しを行なって対策を講じる」と明確な反省の弁を述べた。

 またチーム代表は、角田の今季最初の週末を振り返って「ユウキはウェットタイヤでも非常に力強いレースをしていたし、ドライでも5、6番手を維持できていたので、それは我々にとって非常に心強いものだった」と高く評価しており、今後にむけての可能性を感じたようである(オランダのF1専門サイト『RN365』より)。

 角田の激走は、彼のトップチーム昇格を見送ったレッドブル首脳陣にも強い感銘を与えたようで、クリスチャン・ホーナー代表は「今日もユウキは非常に良いレースをしたと思う。タイや交換の判断については細かく追っていなかったが、タイミングを逃したように見えた。ただ、その前にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)の前を走っていたので、それも良かった。レーシングブルズの車はバランスが取れており、中国でもそれを維持できることを彼らは期待しているだろう」と賛辞を贈った(F1専門サイト『GPBLOG』より)。

 このように評価を上げた初戦を経て、中国GPに臨む角田は、「上海のサーキットはかなりユニークで、僕は好きです。良い週末を過ごせると思います。メルボルンでコース上にいた全ての時間で、パフォーマンスはとても良かったので、もしFP1(フリー走行)がスムーズに進み、先週と同じようにいけば、良い成績が残せるでしょう。シーズン初のスプリント・ウィークエンドなので、完全に集中する必要があります」とのコメントを残している(フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』より)。

 これに対してイタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は、「予選までの素晴らしいパフォーマンスにもかかわらず、手ぶらでオーストラリアを後にした角田だが、『VCARB02』のポテンシャルは確かにあった。それゆえに、スプリントレースが実施される中国では、彼に挽回(ポイント獲得)のチャンスは2回与えられる」と、メルボルンでの調子を持続できれば、好結果も可能だとの見解を示した。

構成●THE DIGEST編集部

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