3月22日、今年7月にシンガポールで開催される世界水泳の代表選考会を兼ねた競泳の日本選手権(東京アクアティクスセンター)は女子50メートルバタフライ決勝が行なわれ、池江璃花子が25秒41で優勝した。日本水泳連盟が定める参加標準記録(26秒23)を突破し上位2名に入ったため、100メートルに続き世界水泳のバタフライ2種目で代表に内定した。パリ五輪100メートル7位入賞の平井瑞希も25秒98で2位となり、この種目の世界水泳の代表に内定した。
【画像】卓球・平野美宇が公開した競泳・池江璃花子との“同期ショット”!
この日午前に行なわれた予選で25秒65をマークし、全体トップだった池江はセンターレーンを獲得。「想定より上回るタイムを出せたのはすごく良かった。今回のバタフライに関しては他の選手がどうこうよりかは、自分のレースに集中して派遣タイムを突破することが今回の目標」と語っていた。
26秒前後で勝負が決まるスプリント戦。緊張感が漂うなか、今大会100メートルを制した平井瑞希、予選全体3位通過の相馬あいと競り合う。しかし、この種目の代表入りに執念をみせる池江はじわじわとスピードを上げて詰めていき、最後は際どいタッチ勝負に。軍配は池江に上がった。
ゴール後、電光掲示板でタイムを確認した池江は少し安堵した表情を見せつつも、タイムには満足できず。プールから上がると歓声に手を挙げて応えた。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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