レッドブルが次戦日本GPまでにリアム・ローソンと、ジュニアチームの角田裕毅(レーシングブルズ)を交代させることを検討しているとの報道が3月23日、中国GP終了後に海外専門メディア『AUTOSPORT』などから出された。この件についてレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表がコメントした。
【動画】角田裕毅がアンダーカットでアントネッリの前に出るシーン 今季レッドブルデビューを果たしたローソンは開幕戦オーストラリアGPで予選18番手から決勝はクラッシュでリタイヤ。第2戦中国GPでもスプリント予選で20番手から14位フィニッシュ、決勝レースでは予選20番手で再びピットレーンスタートを選び、15位フィニッシュと、2戦で36ポイントを獲得しドライバーズランキング2位につけている相棒マックス・フェルスタッペンの横でいまだにポイントにかすりもできていない。
一方で昨オフにローソンとの昇格争いに敗れた角田はオーストラリアGP予選で5番手タイムを叩き出すと、レース中盤にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)をオーバーテイク。中国GPスプリント予選では8番手グリッドを獲得しスプリントでは2つ順位を上げて6位入賞し、中団チームながら3ポイントを獲得している。
同メディアなど複数メディアによると、レッドブル首脳陣は「ローソンに改善のための時間を与えるか、すぐに角田と交代させるかの最終決定」を来週に行なう予定であるという。中国GPのレース後にドライバー交代の可能性について質問を受けたホーナー氏は「パドックでは常に憶測が飛び交う。ここでのレースを終えたばかりだ。私たちは情報を持ち帰ってよく見ていこうと思っている」と否定せずに今後ローソンの出来を振り返ることを示唆した。
また、ローソンの走りについてホーナー氏は「まだ若いドライバー。我々はできる限りのサポートをするつもりだ。リアムは非常に有能なドライバーだが、何らかの理由でそれが見られず、現時点ではその有能さを発揮できるとは思えない。リアムにはまだポテンシャルがあると思うが、今のところ、我々がそのことに気づいていないだけだ」と評価を語った。
加えて、同氏はローソンの問題について、「本当に厳しい週末を複数回経験し、メディアの注目を浴び、この業界ではプレッシャーが自然と大きくなるということだと思う。 とても気の毒に思うよ」とトップチームデビューという大きな重圧を背負いながらレースに臨む23歳に同情した。
ローソン自身は、状況を速やかに好転させなければならないことを理解し、「明らかに非常に厳しい」とコメント。「僕は好パフォーマンスを披露するためにここにいることも分かっているし、もしできなければ、僕はここにいないだろう。だから、僕としては、できるだけ早くクルマに慣れることだけに集中しているんだ。私たちは満足していないと言っても過言ではない。(レッドブルのメンバーは)誰も幸せではない」と苦しいながらも成績向上へできることに取り組む姿勢を見せた。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅が一時5番手に浮上したシーン
【動画】角田裕毅がアンダーカットでアントネッリの前に出るシーン 今季レッドブルデビューを果たしたローソンは開幕戦オーストラリアGPで予選18番手から決勝はクラッシュでリタイヤ。第2戦中国GPでもスプリント予選で20番手から14位フィニッシュ、決勝レースでは予選20番手で再びピットレーンスタートを選び、15位フィニッシュと、2戦で36ポイントを獲得しドライバーズランキング2位につけている相棒マックス・フェルスタッペンの横でいまだにポイントにかすりもできていない。
一方で昨オフにローソンとの昇格争いに敗れた角田はオーストラリアGP予選で5番手タイムを叩き出すと、レース中盤にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)をオーバーテイク。中国GPスプリント予選では8番手グリッドを獲得しスプリントでは2つ順位を上げて6位入賞し、中団チームながら3ポイントを獲得している。
同メディアなど複数メディアによると、レッドブル首脳陣は「ローソンに改善のための時間を与えるか、すぐに角田と交代させるかの最終決定」を来週に行なう予定であるという。中国GPのレース後にドライバー交代の可能性について質問を受けたホーナー氏は「パドックでは常に憶測が飛び交う。ここでのレースを終えたばかりだ。私たちは情報を持ち帰ってよく見ていこうと思っている」と否定せずに今後ローソンの出来を振り返ることを示唆した。
また、ローソンの走りについてホーナー氏は「まだ若いドライバー。我々はできる限りのサポートをするつもりだ。リアムは非常に有能なドライバーだが、何らかの理由でそれが見られず、現時点ではその有能さを発揮できるとは思えない。リアムにはまだポテンシャルがあると思うが、今のところ、我々がそのことに気づいていないだけだ」と評価を語った。
加えて、同氏はローソンの問題について、「本当に厳しい週末を複数回経験し、メディアの注目を浴び、この業界ではプレッシャーが自然と大きくなるということだと思う。 とても気の毒に思うよ」とトップチームデビューという大きな重圧を背負いながらレースに臨む23歳に同情した。
ローソン自身は、状況を速やかに好転させなければならないことを理解し、「明らかに非常に厳しい」とコメント。「僕は好パフォーマンスを披露するためにここにいることも分かっているし、もしできなければ、僕はここにいないだろう。だから、僕としては、できるだけ早くクルマに慣れることだけに集中しているんだ。私たちは満足していないと言っても過言ではない。(レッドブルのメンバーは)誰も幸せではない」と苦しいながらも成績向上へできることに取り組む姿勢を見せた。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅が一時5番手に浮上したシーン
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