F1レッドブルは3月27日、今季トップチームデビューを果たしたリアム・ローソンをシートから降ろし、ジュニアチームのレーシングブルズから角田裕毅を昇格させると発表。さらに今回の決定は首脳会議で“満場一致”だったとF1公式サイトが同日明らかにした。
【動画】角田裕毅がアンダーカットでアントネッリの前に出るシーン 同サイトは情報筋からの話として、チームの上級メンバーのひとりがオーストラリアGPの週末後にローソンを降格させる可能性に言及したと説明。その後首脳陣が中国GP終了後にテストと開幕2レースのデータを見て、マシンの扱いづらさを差し引いてもローソンのパフォーマンスが十分でないと結論付けたという。
そしてレースウィーク後には株主に加えて、チーム代表のクリスチャン・ホーナー氏とアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士らが緊急会議を実施。「ローソンが日本GPを待たずにすぐにレーシングブルズに戻るべきだと満場一致で合意し、角田が後任としてステップアップした」という。
このあまりにも早すぎるローソンへの見切りには、チームが「同じミスを何度も犯さないように、そしてパフォーマンスの低いドライバーに長くこだわること」に注意していた、という背景があったという。
また同サイトは、ローソンの2レースでの降格は2016年にマックス・フェルスタッペンと交代したダニール・クビアトの4レースを更新してレッドブルのドライバー史上最短であると指摘。一方でジュニアチームでレースを続けられること、ピエール・ガスリー(現アルピーヌ)やアレックス・アルボン(現ウィリアムズ)がレッドブル離脱後にキャリアを回復させたことなど、F1でのキャリアが終わったわけではないと説明した。
昨季日本GPで入賞し、今季も好調な滑り出しを見せている角田についても、「もし今シーズン結果を出せば、来年も残留しないと考える理由はなく、ローソンがレーシングブルズで非常に強力なパフォーマンスを発揮しない限り、角田はレッドブルに再び自身を乗せるよう説得する」と来季以降のシート獲得という面でもポジティブに働く可能性があることを示唆した。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅が一時5番手に浮上したシーン
【動画】角田裕毅がアンダーカットでアントネッリの前に出るシーン 同サイトは情報筋からの話として、チームの上級メンバーのひとりがオーストラリアGPの週末後にローソンを降格させる可能性に言及したと説明。その後首脳陣が中国GP終了後にテストと開幕2レースのデータを見て、マシンの扱いづらさを差し引いてもローソンのパフォーマンスが十分でないと結論付けたという。
そしてレースウィーク後には株主に加えて、チーム代表のクリスチャン・ホーナー氏とアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士らが緊急会議を実施。「ローソンが日本GPを待たずにすぐにレーシングブルズに戻るべきだと満場一致で合意し、角田が後任としてステップアップした」という。
このあまりにも早すぎるローソンへの見切りには、チームが「同じミスを何度も犯さないように、そしてパフォーマンスの低いドライバーに長くこだわること」に注意していた、という背景があったという。
また同サイトは、ローソンの2レースでの降格は2016年にマックス・フェルスタッペンと交代したダニール・クビアトの4レースを更新してレッドブルのドライバー史上最短であると指摘。一方でジュニアチームでレースを続けられること、ピエール・ガスリー(現アルピーヌ)やアレックス・アルボン(現ウィリアムズ)がレッドブル離脱後にキャリアを回復させたことなど、F1でのキャリアが終わったわけではないと説明した。
昨季日本GPで入賞し、今季も好調な滑り出しを見せている角田についても、「もし今シーズン結果を出せば、来年も残留しないと考える理由はなく、ローソンがレーシングブルズで非常に強力なパフォーマンスを発揮しない限り、角田はレッドブルに再び自身を乗せるよう説得する」と来季以降のシート獲得という面でもポジティブに働く可能性があることを示唆した。
構成●THE DIGEST編集部
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