格闘技・プロレス

IWGP世界王座防衛中の後藤洋央紀、次期挑戦者の海野翔太へ「しっかりと谷底に突き落としたい」

どら増田

2025.04.09

シカゴでの対戦を約束したIWGP王者の後藤と海野。写真:新日本プロレスリング

 新日本プロレスは春恒例のビッグマッチ『SAKURA GENESIS 2025』4.5東京・両国国技館大会を開催した。

【画像】新日本の歴史を作ってきたレジェンドレスラーたちが集結
 メインイベントではIWGP世界ヘビー級王者の後藤洋央紀に、バレットクラブWAR DOGSのリーダーで、今年の春の最強決定トーナメント『ニュージャパンカップ2025』優勝者のデビッド・フィンレーが同王座初戴冠を狙って挑戦した。前回、フィンレーと対戦した際には、2人の幼子たちがリングサイドで見守るなか敗れてしまい、子どもたちは悔し涙を流していただけに、この試合を落とせない後藤は、フィンレーの必殺技であるオーバー・キル対策をしっかりした上で、最後はGTR2連発からGTR改を決めて、今度は勝つことにより、強いお父さんを子どもたちの目に焼きつけられただろう。
 
 試合後、マイクを持った後藤は「これは、おとぎ話ではない。現実だ!(リングサイドの子どもたちに対し)一緒に闘ってくれてありがとう。(子どもたちがうなずくのを見届け)何度負けようが、あきらめなければ負けではない。子どもたちよ。これからいろんな逆境が襲い掛かるかもしれないけど、生きることだけはあきらめるなよ。(子どもたちがうなずくのを見届け)あらためまして、本日はご来場ありがとうございました!(大拍手) 次は、アメリカ・シカゴ(現地時間4.11)。闘いたい相手を見つけました(場内が騒つく)。海野! 海野翔太! 出てこいよ! 見てるだろ? 見てるだろ、翔太? 上がって来い! (入場ゲートに立つ海野を見て)リングに上がれよ」と言うと、海野がエプロンに立ち、場内は大ブーイングに包まれる。

 すると海野は退場しようとするが、後藤が「上がれ! 待て待て待て! 待てよ。上がれよ。話は終わってねぇ」と声をかけて、海野が再びリングへ入る「海野、お前にもう迷いはないんだろ? だったら、(腰に巻いたIWGPベルトを触り)このベルトを懸けて、俺とお前で闘おうぜ! アメリカで新日本プロレスの闘い、俺と海野の闘いを見せつけてやろうぜ!どうだい!」と次期挑戦者にこの日、棚橋弘至からシングルで勝利した海野を逆指名。場内が落ち着かないなか、海野は「後藤さん、まずは防衛おめでとうございます。(後藤の子どもたちに対し)パパすごいね。カッコいいね。新日本プロレスの本隊の熱い闘いを、全国の、世界の皆様にお届けしましょう。今ある俺のすべてを後藤さんにぶつけて、そのベルトを必ず獲ってやる!」とこれを受諾した海野は後藤に近づいて握手をかわし、リングを降りてから、後藤は締めのマイクアピールへ。「"後藤革命"は、日本だけにとどまらない!最後の最後まで! "後藤革命"について来い!……IWGPの"G"は? もうわかるよな? いくぞーっ! IWGPの"G"は! 後藤の"G"!」と叫んで、四方のコーナーに登ってアピールする姿にファンは後藤コールを贈った。
 
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シカゴでの日本人対決に「しっかりと新日本プロレスというものをアピールしていきたい」