F1レッドブルの角田裕毅は4月6日に行なわれた第3戦日本GPで12位フィニッシュ。トップチームデビュー戦、しかもホームグランプリとあって入賞に期待がかかっていたものの、実現しなかった。
角田にはレッドブルのマシン「RB21」の実車走行経験がなく、しかもフリー走行の時間が赤旗の影響で大幅に少なくなった状況を考慮すると、今回の結果は及第点、と評価する専門家は少なくない。一方で一部の専門家からは厳しい声が上がった。
【動画】角田裕毅、アタックラップでタイム伸びず、ホーム鈴鹿でのレッドブルデビュー戦は無念のQ2敗退 角田に辛辣な評価を与えた専門家のひとりがティム・コロネル氏だ。世界ツーリングカー選手権やダカールラリーなどで活躍したレーシングドライバーの同氏は、蘭専門メディア『Racing News 365』のポッドキャストで角田について、「全体的な状況を鑑みると、それほどひどくはなかった」と擁護しつつも、以下のようにコメントした。
「このマシンに十分適応できていない。もしできていたなら、もっと前に出ていたはずだ。(チームメイトのマックス・フェルスタッペンが)1位を獲っているんだから、少なくともポイントは取らなければダメだよ」
そして、同メディアの創設者ルート・ディマーズ氏は、角田が前任者のリアム・ローソン(現レーシングブルズ)よりも良い走りを見せ、昨季のレッドブルドライバーであるセルジオ・ペレスと同等のパフォーマンスを発揮した、との見方を示しながら、以下のように振り返った。
「ただ、ミスが少し多かった。もちろん(角田は)これが初めての予選だったと弁明している。だから、トリプルヘッダーの最後に評価しよう。ただ、12位フィニッシュというのは...まだ物足りないね」
「これは数戦を通して見なければならないと思う。例えば、ウイリアムズのカルロス・サインツが最初の3戦でどれほど苦戦しているかを見れば...決して簡単ではないと理解できる」
サインツは、フェラーリに在籍していた昨季、出走した最初の3戦で1勝を含む3連続表彰台で「55」ポイントを獲っていた。一方、ウイリアムズに加入した今季、開幕から3戦で獲得したのはわずか「1」ポイント。単純比較はできないが、今季の相棒アレックス・アルボンが18ポイントでランキング7位と好調であるため、サインツがマシンの変更によって苦戦を強いられている可能性は否定できない。
角田は今後、現地4月13日決勝のバーレーンGP、そして現地4月20日決勝の第5戦サウジアラビアGPを戦う。今回のレースウィークで得た経験をコース上で発揮できるか注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】「日本人って親切すぎる!」F1注目レーサーが受けた"ニッポンのおもてなし"に海外驚嘆!「なんてこった」「これは見逃せないね」
角田にはレッドブルのマシン「RB21」の実車走行経験がなく、しかもフリー走行の時間が赤旗の影響で大幅に少なくなった状況を考慮すると、今回の結果は及第点、と評価する専門家は少なくない。一方で一部の専門家からは厳しい声が上がった。
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「このマシンに十分適応できていない。もしできていたなら、もっと前に出ていたはずだ。(チームメイトのマックス・フェルスタッペンが)1位を獲っているんだから、少なくともポイントは取らなければダメだよ」
そして、同メディアの創設者ルート・ディマーズ氏は、角田が前任者のリアム・ローソン(現レーシングブルズ)よりも良い走りを見せ、昨季のレッドブルドライバーであるセルジオ・ペレスと同等のパフォーマンスを発揮した、との見方を示しながら、以下のように振り返った。
「ただ、ミスが少し多かった。もちろん(角田は)これが初めての予選だったと弁明している。だから、トリプルヘッダーの最後に評価しよう。ただ、12位フィニッシュというのは...まだ物足りないね」
「これは数戦を通して見なければならないと思う。例えば、ウイリアムズのカルロス・サインツが最初の3戦でどれほど苦戦しているかを見れば...決して簡単ではないと理解できる」
サインツは、フェラーリに在籍していた昨季、出走した最初の3戦で1勝を含む3連続表彰台で「55」ポイントを獲っていた。一方、ウイリアムズに加入した今季、開幕から3戦で獲得したのはわずか「1」ポイント。単純比較はできないが、今季の相棒アレックス・アルボンが18ポイントでランキング7位と好調であるため、サインツがマシンの変更によって苦戦を強いられている可能性は否定できない。
角田は今後、現地4月13日決勝のバーレーンGP、そして現地4月20日決勝の第5戦サウジアラビアGPを戦う。今回のレースウィークで得た経験をコース上で発揮できるか注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
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