F1第3戦の日本グランプリでレッドブルでのデビュー戦を飾った角田裕毅は、フリー走行や予選Q1などでは好パフォーマンスを発揮したものの、予選Q2敗退で15番手(決勝は14番グリッドからスタート)、決勝では12位フィニッシュという結果に終わっている。
【動画】角田裕毅が念願のレッドブルデビュー!「RB21」で鈴鹿を駆け抜ける!一時セクター3で全体ベスト
これについては、チーム関係者、各国メディアともに2つの異なる見解を示している。リアム・ローソンが全く対応できないままわずか2戦でシートを剥奪された「RB21」に対し、日本人ドライバーは時に王者マックス・フェルスタッペンに僅差に迫るラップを刻むなど、早くもその適応力とドライビング能力には高い評価が下され、今後の飛躍に期待を寄せられた。
一方で、Q2でタイムを伸ばせず、これが母国でのレースを台無しにしてしまった事実には、当然ながらネガティブな見方も。チームメイトがマクラーレン勢を抑えてポールポジションを奪い、さらに決勝では最後までマシンの性能で上回るライバル相手にポジションを守り切ってしまったことも、チーム内でのコントラストがより鮮明なものとなってしまった。
レッドブルのヘルムート・マルコ顧問は、チームの本拠地オーストリアの放送局「ORF」のインタビューで、「時間がない中であれだけのレベルに達したのは大きな成果だ」と賛辞を贈る一方で、「しかし我々にとって重要なのは、2台がポイントを獲得することだ」と、結果には満足していないことを強調している。
オランダのF1専門サイト『RN365』のポッドキャストでは、日本でも馴染み深いドライバーだったトム・コロネルも「角田が(レッドブルでのデビュー戦で)完全に失敗したとは思わないが、あのグリッドはレッドブルに相応しくない。やはりポイントを取らないと……。チームメイトが優勝しているのだから、最低でも入賞圏内には入らないとダメだろう」と厳しく指摘した。
一方のルート・ディマーズ氏(同メディアの創設者&ジャーナリスト)は、「彼はまだ、RB21での初予選だったという言い訳が使える。全ては、このトリプルヘッダーが終わったタイミングで判断すべきだろう。ただ現時点で、少なくともローソンよりは良かった。もちろん、レースでの12位フィニッシュという結果には、まだ改善の余地があるのは言うまでもない」と擁護している。
そして、この2人の有識者が示した共通の見解は「レッドブルは少なくとも今季終了までは角田にチャンスを与えるべきだ」ということで、ディマーズ氏は「カルロス・サインツがウィリアムズでどれだけ苦戦しているかを見れば分かるだろう。これは簡単なことではない」と主張した。
【動画】角田裕毅が念願のレッドブルデビュー!「RB21」で鈴鹿を駆け抜ける!一時セクター3で全体ベスト
これについては、チーム関係者、各国メディアともに2つの異なる見解を示している。リアム・ローソンが全く対応できないままわずか2戦でシートを剥奪された「RB21」に対し、日本人ドライバーは時に王者マックス・フェルスタッペンに僅差に迫るラップを刻むなど、早くもその適応力とドライビング能力には高い評価が下され、今後の飛躍に期待を寄せられた。
一方で、Q2でタイムを伸ばせず、これが母国でのレースを台無しにしてしまった事実には、当然ながらネガティブな見方も。チームメイトがマクラーレン勢を抑えてポールポジションを奪い、さらに決勝では最後までマシンの性能で上回るライバル相手にポジションを守り切ってしまったことも、チーム内でのコントラストがより鮮明なものとなってしまった。
レッドブルのヘルムート・マルコ顧問は、チームの本拠地オーストリアの放送局「ORF」のインタビューで、「時間がない中であれだけのレベルに達したのは大きな成果だ」と賛辞を贈る一方で、「しかし我々にとって重要なのは、2台がポイントを獲得することだ」と、結果には満足していないことを強調している。
オランダのF1専門サイト『RN365』のポッドキャストでは、日本でも馴染み深いドライバーだったトム・コロネルも「角田が(レッドブルでのデビュー戦で)完全に失敗したとは思わないが、あのグリッドはレッドブルに相応しくない。やはりポイントを取らないと……。チームメイトが優勝しているのだから、最低でも入賞圏内には入らないとダメだろう」と厳しく指摘した。
一方のルート・ディマーズ氏(同メディアの創設者&ジャーナリスト)は、「彼はまだ、RB21での初予選だったという言い訳が使える。全ては、このトリプルヘッダーが終わったタイミングで判断すべきだろう。ただ現時点で、少なくともローソンよりは良かった。もちろん、レースでの12位フィニッシュという結果には、まだ改善の余地があるのは言うまでもない」と擁護している。
そして、この2人の有識者が示した共通の見解は「レッドブルは少なくとも今季終了までは角田にチャンスを与えるべきだ」ということで、ディマーズ氏は「カルロス・サインツがウィリアムズでどれだけ苦戦しているかを見れば分かるだろう。これは簡単なことではない」と主張した。