米野球殿堂入りの“大物スラッガー”がオーガスタに参加している。

　MLBシアトル・マリナーズ、シンシナティ・レッズなどでプレーし、歴代７位となる通算630本塁打、1836打点などを挙げ、新人王やリーグMVPなど数々のタイトルを獲得して殿堂入りしたケン・グリフィーJr.氏が、男子ゴルフのメジャー大会「マスターズ・トーナメント」の公式フォトグラファーとして活躍。その姿が大きな話題となっている。
【画像】MLB殿堂入り打者が『公式カメラマン』としてマスターズに参加。称賛を集めた“微笑ましい一枚”

　米男子ゴルフ『PGA TOUR』は「レンズの向こう側」というタイトルで、同氏の撮影姿を公式Xに投稿した。「MLBで殿堂入りしたケン・グリフィーJr.が初めてマスターズの公式カメラマンとして活動する」と、優しい微笑みでカメラのレンズを向けているグリフィーJr.氏の横顔を公開した。
  　米スポーツメディア『The Athletic』によると、ゴルフ好きとして知られるグリフィーJr.氏は、これまでにもマスターズ関連のイベントに度々参加。現役引退後は写真家としてゴルフ以外のプロスポーツを撮影する姿がしばしば目撃され、NFLやMLSなどで公式カメラマンを務めたことがある。

　そんなグリフィーJr.氏の腕前に賛辞を送っているのが、米ゴルフ雑誌『Full Swing』のディラン・デティエ氏だ。同記者は自身のXに一枚の写真を共有。ジョーダン・スピース（米国）が娘を抱っこして笑顔を浮かべる微笑ましいカットについて、「誰が撮影したかって？ この写真はマスターズ期間中、ずっとプロのカメラマンとして現地​​でフル稼働しているケン・グリフィーJr.だ」と報告。投稿をチェックしたフォロワーからは多くの「いいね！」が付いている。

　今年のマスターズには日本人で唯一、松山英樹が出場している。４年ぶりの優勝に向けた初日は２バーディー、１ボギー、１ダブルボギーの73で回り、１オーバー38位と出遅れてしまった。グリフィーJr.も熱視線を送る日本人ゴルファーの巻き返しに期待だ。

構成●THE DIGEST編集部

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