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F1の英雄セナの初優勝から40年! 舞台となったポルトガル・エストリルでは地元サッカークラブも特別デザインのユニホームで偉業を祝福

THE DIGEST編集部

2025.04.17

事故死から30年以上たった今も絶大な人気を誇るF1界の英雄アイルトン・セナ。(C)Getty Images

事故死から30年以上たった今も絶大な人気を誇るF1界の英雄アイルトン・セナ。(C)Getty Images

 アイルトン・セナが1994年5月1日のF1サンマリノ・グランプリ決勝で壮絶な事故死を遂げてから30年以上の年月が流れた。今なおこのレジェンドの記憶が色褪せることはなく、その死後に生まれた世代からも絶大な人気を誇っている事実からも、彼の偉大さが窺い知れる。

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 そんな稀代のドライバーがF1で初めて勝利を挙げたのが、1985年のポルトガルGPだ。当時、この最高峰レースでの2年目を迎えたセナは、加入したばかりのロータスで2戦目に臨んだ。エストリル・サーキットでの週末、予選で初のポールポジションを獲得した25歳のブラジル人は、レースでは豪雨の中で一度もトップの座を譲ることなくチェッカーを受け、通算41勝を挙げる偉大なキャリアの第一歩を踏み出したのだった。

 この輝かしき1勝を挙げた日からちょうど40年後となる今年の4月21日、エストリルではセナの甥で元F1ドライバーのブルーノ・セナが、優勝マシン「ロータス97T」でトリビュート走行を行なう予定となっており、彼は「この象徴的なマシンを操ることができるのは、非常に感慨深く、光栄なことだ。これは、叔父が築き上げた数々の勝利と偉業の出発点を象徴する瞬間でもある(後略)」とコメントしている。

 このように、エストリルはセナの輝かしい業績に改めて敬意を表し、その人生を祝福する舞台となるが、それはコース上に限ったことではない。このサーキットが所在するエストリルのサッカークラブである「GDエストリル・プライア」も、モータースポーツ界の歴史的ヒーローを追悼するために、現地時間4月19日に開催されるリーガ・ポルトガル第30節のブラガ戦で特別デザインのユニホームを着用することを発表した。
 
 エストリル・サーキットからわずか8キロに位置する「エスタディオ・アントニオ・コインブラ・ダ・モタ」を本拠地とする同クラブの「第4ユニホーム」は、ロータス97Tの黒を基調とし、これにセナのヘルメットのデザインに基づいた緑・黄・ネイビーブルーのストライプを加えたデザインとなっている。

 エストリルは、クラブの公式SNSに「これは、まさに40年前に我々の地で歴史を刻んだ、時代を超えた英雄へのオマージュである。今日に至るまで、セナは世界中のF1ファン、そしてスポーツファンを魅了し続けている」と投稿。なお、このユニホームは販売されないという。

 ちなみに、現在リーグで9位につけているこのクラブには、唯一のブラジル人選手であるMFのヴィニシウス・ザノセロが在籍しているが、彼は「アイルトンはブラジルにとっての英雄であり、こういう形で彼を称えられるのはとても光栄なことだ。僕にとっても、そして祖国にとっても、大切な存在を祝うことができて本当に嬉しい。彼は、困難な状況にあったブラジルの人々に多くの喜びを与えてくれたヒーローだ。このユニホームも、とても美しい仕上がりになっている」と語っている(ポルトガルのスポーツ紙『A BOLA』より)。

構成●THE DIGEST編集部

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