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フィギュア

“りくりゅう”がショート首位発進!自己ベストを上回る80.99点の会心演技→暫定首位・米国に4ポイント差に肉薄【世界フィギュア国別対抗戦】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2025.04.18

国別対抗戦は3大会連続出場となったりくりゅう。SPは自己ベストを更新する会心演技だった。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

国別対抗戦は3大会連続出場となったりくりゅう。SPは自己ベストを更新する会心演技だった。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 4月18日、フィギュアスケートの最強国を決める世界国別対抗戦(東京体育館)は大会2日目にペアショートが行なわれ、三浦璃来/木原龍一組の“りくりゅう”が登場。自己ベストを0.27点上回る80.99点(1位)の高得点を叩き出した。日本チームに12ポイントをもたらす大活躍で首位アメリカとの差を4ポイント差に縮めた。

 3大会連続出場となるペアが日本チームに勢いをつけた。5番滑走で迎えたりくりゅうは冒頭の3回転ツイストを決めると、続く3回転トウループをミスなく着氷。高いリフトは健在で、スロー3回転ルッツも揃えた。終盤は2人の持ち味であるスピードある滑りでフィニッシュすると、渾身のガッツポーズが2人から飛び出した。

 キス・アンド・クライでは今日試合がない坂本花織と千葉百音が温かく迎え入れた。得点を確認すると、23年の世界選手権でマークした80.72点を超えるパーソナルベストに2人は驚きの表情。三浦は飛び跳ねて喜んだ。

 前日は木原が大きな日の丸を振り、三浦はブロンズのカツラを被るなどチームの応援に徹した。多くの選手にミスが目立ち出遅れてしまった日本だが、世界選手権で2大会ぶりに王座奪還した頼れるペアがチームに活気を与えた。
 
◇世界フィギュア国別対抗戦 暫定順位(ペアSP終了時点)
1位 アメリカ(60ポイント)
2位 日本(56ポイント)
3位 イタリア(41ポイント)
4位 フランス(41ポイント)
5位 カナダ(37ポイント)
6位 ジョージア(35ポイント)

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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