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【F1】「マックスを倒せる」角田が4連覇王者に大胆発言!一方で「まだ半分も理解できてない」とVERから学ぶ姿勢崩さず「マシンの中で僕よりも...」

THE DIGEST編集部

2025.04.18

フェルスタッペン(右)からマシンの扱いを学んでいる角田(左)。(C) Getty Images

 F1第5戦サウジアラビアGPで、レッドブルでの3戦目を迎える角田裕毅。自身の現状について、まだ同チームのマシン「RB21」を学んでいる最中であり、理解が進めばチームメイトを上回り得るとの考えを明かした。

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 レッドブルでの初戦となる日本GPでは予選14番手決勝12位、2戦目のバーレーンGPでは予選10番手から9位入賞と、着々とステップアップしてきた角田。次戦サウジアラビアGPの舞台、ジェッダ市街地コースはレッドブルに比較的有利な高速コーナーの多いサーキットであり、角田がさらなる好成績を上げる可能性も十分にある。

 英専門メディア『THE RACE』によると、キャリア初の移籍となった角田は現在、新しいマシンへの理解を深める必要があり、「僕はまだ半分も理解していないと思う」と現状を説明。予選と決勝では結果を出しているものの、フリー走行では好不調の波が激しいため、「全体を通してもっと一貫性を保ちたい」と話した。

 また、角田はチームメイトのマックス・フェルスタッペンの観察を通してマシンの扱いを学んでいるという。「マックスはマシンの中で僕よりも(様々な情報を)感じ取れるんだ。例えば、ガレージから出る時のタイヤの温度。予選で気温がどんどん下がっている時、各コーナーでタイヤにどのような圧力をかけるべきか、アウトラップのペースなどを調整していた。マックスが1週間を通してどのように成長し、自信を築くかを知り、僕もどのように自信を深めれば良いかを学んだんだ」と具体的に語る。

 マシンセッティングによるダウンフォース量にこそ差があるものの、角田は自身とフェルスタッペンのドライビングスタイルについて「今のところそれほど離れてはいない」とコメント。「すぐにマックスに勝てないのは分かっている」としつつも、「マシンの性能を引き出そうとしているし、もし限界に到達できれば、マックスを倒せるだろうと思っている」と大胆な発言で意気込みを見せた。

構成●THE DIGEST編集部

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