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フィギュア

頼れる“りくりゅう”が145.06点の自己ベスト!日本4大会ぶり優勝へ首位・米国と11ポイント差。女子FSで完全決着【世界フィギュア国別対抗戦】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2025.04.19

FSに臨んだりくりゅう。SPに続き自己ベストを叩き出した。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

FSに臨んだりくりゅう。SPに続き自己ベストを叩き出した。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 世界のトップ6か国で争うフィギュアスケート最強国決定戦「世界国別対抗戦」は4月19日にペアフリーが行なわれ、“りくりゅう”の愛称で親しまれる三浦璃来/木原龍一が自己ベストとなるフリー145.06点を叩き出した。暫定2位の日本は計92ポイントまで伸ばし、首位・米国との差を11ポイント差に縮めた。メダル争いの行方は最終種目の女子フリーで完全決着する。

 前日のショートで今シーズンの世界最高得点となる80.99点をマークし、2季前の自己ベストを更新した“りくりゅう”。4大会ぶりの国別優勝に向け、日本の頼れるペアが躍動した。

 最初の3回転ツイストリフトは高さがあり、大きな出来栄え点を獲得。続くダブルアクセルを2つ含む3つのコンビネーションも揃える。グループ5リフトは最高評価のレベル4を得るとループ、サルコウのスロージャンプを着氷した。

 ジャンプは少しミスが出たが、スピンやリフトでのレベルは取りこぼしなし。氷上を広く使いながら、2人の持ち味であるスピードを生かした滑りに会場も手拍子で後押しした。最後はビシッとフィニッシュポーズを決め今シーズン最後の演技を終えると、すべての力を出し尽くしたかのように木原は両膝を氷に、三浦も膝に手をやった。

 りくりゅうの会心演技でライバルとの差を縮めた日本。金メダル争いは米国との一騎打ちとなり、フィギュア最強国が決まる運命の女子フリーは午後8時にスタート予定。日本は坂本花織と千葉百音が出場する。
 
◇世界フィギュア国別対抗戦 暫定順位(ペアFS終了時点)
1位 アメリカ(103ポイント)
2位 日本(92ポイント)
3位 イタリア(77ポイント)
4位 フランス(69ポイント)
5位 カナダ(63ポイント)
6位 ジョージア(58ポイント)

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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