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「どんだけスゲェんだよ!」最軽量級の角田夏実が37キロ差&23キロ差を乗り越えた“無差別2勝”にファン衝撃!「投げられてないのヤバすぎ」【柔道・皇后盃】

THE DIGEST編集部

2025.04.20

体重無差別の戦いである「皇后盃」で堂々2勝を挙げた角田。大会後には「緊張感も含めて柔道を楽しめた」と話した。写真:産経新聞社

体重無差別の戦いである「皇后盃」で堂々2勝を挙げた角田。大会後には「緊張感も含めて柔道を楽しめた」と話した。写真:産経新聞社

 4月20日、横浜武道館で「第40回皇后盃全日本女子柔道選手権大会」が開催され、78キロ級の田中伶奈(大阪府警)が初優勝を飾った。今大会で大きな話題となったのが、パリ五輪・48キロ級で金メダルに輝いた角田夏実(SBC湘南美容クリニック)の参戦だ。体重無差別のトーナメント戦で最軽量の角田がどう戦うのか。結果は見事な“2勝”だった。
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 角田は1回戦で17歳の鋳山真菜実 (生光学園高)と対戦。年齢差は15歳で、登録体重で比べると角田の53キロに対して鋳山は90キロと、実に37キロもの差があった。角田は体重差に苦しみながらも終始アグレッシブな姿勢を崩さずに5分間を戦い抜き、3-0の判定勝ちを収めた。

 続く2回戦では76キロの橋高朱里(金沢学院短大教員)と対戦。今度は体重差23キロのバトルに臨み、果敢に仕掛け続けた巴投げが奏功して有効を奪い、優勢勝ちを収める。3回戦は昨年のグランドスラム東京・70キロ級で準優勝の寺田宇多菜(JR東日本)と対峙し、4階級上の強敵に善戦するも0-3の判定負け。ベスト8進出こそ逃がしたものの、3度目の挑戦で初の2勝を挙げ、会場からは万雷の拍手が響いた。

 試合後に角田は「思ったより負荷の高い戦いでした。1回戦が終わったあとの疲労度が他の試合とは全然違っていて、海で遊び切ったあとの身体のようなだるさがあった」と独特の表現を使って振り返った。一方で、「オリンピックより緊張するかもと思った瞬間もあった。緊張感も含めて柔道を楽しめた」と話し、笑みを浮かべた。
 
 そして気になる今後については、「気持ちが毎日コロコロと変わる日々です。この大会に向けて柔道をしている時間は充実していて、やっぱり柔道が好きなんだなと感じられた。今度は階級別の試合で、かならず勝たなければいけないプレッシャーの中で戦えるのか。擦り合わせをしながらゆっくり考えたいです」と複雑な胸中を明かした。

 体重差のある相手に堂々と立ち向かった角田のパフォーマンスに、SNS上ではファンからの称える声が続出した。「やっぱホンモノだわ」「どんだけスゲェんだよ!」「ふたつ勝っただけで拍手」「投げられてないのヤバすぎるだろw」「76kg相手に巴で有効取って勝ってる時点で十分だよ」「負けたのだって判定だからね」「柔道の本質を垣間見た気がした」などなど賛辞がやまない。

構成●THE DIGEST編集部
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