5月3日、バレーボールの「大同生命SVリーグ」男子チャンピオンシップファイナルのGAME1が東京・有明アリーナで行なわれ、サントリーサンバーズ大阪がジェイテクトSTINGS愛知にフルセットの末、逆転勝利を収めた。2セットを先取されてから3連続奪取する驚異的な展開で初代王者に王手をかけた。逆に愛知は窮地に陥った。
【画像】華麗なトス捌きで攻撃を牽引した関田誠大を特集!
3時間25分の激闘も、最後の最後で力尽きた。愛知は第1、2セットを奪取して有利に立っていたが、大接戦の末に白星がスルリと落ちた。セットカウント2対1で迎えた第4セットは24-21と先にマッチポイントを迎えたが、ラスト1ポイントを奪えず、最終的には30-32と競り負けた。
最終セットも手に汗握る接戦になる。互いに1点ずつを取り合う一進一退の攻防は18-17から愛知のブロックが決まったかと思えたが、サントリーがチャレンジするとネット際の反則が愛知にあり得点がタイに戻る場面も。最後は宮浦健人の豪打をサントリーが気迫でブロックして勝負あり。愛知は歴史に残る死闘を演じるも、粘りきれなかった。
試合後、パリ五輪代表のセッター・関田誠大は「(第4セット以降は)うまくポイントも決まらなくて、相手のパスも決まり出して。攻撃がまったく逆の展開になってしまった」と悔やんだ。サントリーの高いブロックに対しては、「パスがかえらないと僕が思ってしまって、その中でクイックを使いたいという気持ちがありつつ、いろいろゲームを展開していたんですけど...相手も研究していたし。僕もまだまだですね」と話し、流れを読み切れなかった。
その一方で、本ファイナルの日程について不満を漏らす場面があった。女子のファイナルがすべて有明アリーナで開催されることに対し、男子のファイナル第2戦は1日空けて、千葉のららアリーナ東京ベイに舞台を移す。中1日の活かし方を問われた関田は、「早くやりたいです。会場も変えたくないです。慣れないといけないですし、そこがまた大変なので。女子はずっとここ(有明アリーナ)じゃないですか。なんでかな? という不満はありますよね」と、大会レギュレーションに首をかしげる場面があった。
いずれにせよ、崖っぷちである状況に変わりはない。必勝を期す第2戦に向けて、「もう次は勝たないといけない」と言葉を強くした関田の目は、すでにメラメラと逆襲の炎を燃やしていた。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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3時間25分の激闘も、最後の最後で力尽きた。愛知は第1、2セットを奪取して有利に立っていたが、大接戦の末に白星がスルリと落ちた。セットカウント2対1で迎えた第4セットは24-21と先にマッチポイントを迎えたが、ラスト1ポイントを奪えず、最終的には30-32と競り負けた。
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試合後、パリ五輪代表のセッター・関田誠大は「(第4セット以降は)うまくポイントも決まらなくて、相手のパスも決まり出して。攻撃がまったく逆の展開になってしまった」と悔やんだ。サントリーの高いブロックに対しては、「パスがかえらないと僕が思ってしまって、その中でクイックを使いたいという気持ちがありつつ、いろいろゲームを展開していたんですけど...相手も研究していたし。僕もまだまだですね」と話し、流れを読み切れなかった。
その一方で、本ファイナルの日程について不満を漏らす場面があった。女子のファイナルがすべて有明アリーナで開催されることに対し、男子のファイナル第2戦は1日空けて、千葉のららアリーナ東京ベイに舞台を移す。中1日の活かし方を問われた関田は、「早くやりたいです。会場も変えたくないです。慣れないといけないですし、そこがまた大変なので。女子はずっとここ(有明アリーナ)じゃないですか。なんでかな? という不満はありますよね」と、大会レギュレーションに首をかしげる場面があった。
いずれにせよ、崖っぷちである状況に変わりはない。必勝を期す第2戦に向けて、「もう次は勝たないといけない」と言葉を強くした関田の目は、すでにメラメラと逆襲の炎を燃やしていた。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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