プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥が現地5月4日、米ラスベガスで行なわれたWBA同級1位ラモン・カルデナス(米国)との防衛戦を8回TKOで撃破した。井上の完勝劇は、かつて拳を交わしたライバルの闘志に火をつけたようだ。
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ラスベガスのT-モバイル・アリーナでモンスターの勝利を見届けた元世界5階級制覇王者のノニト・ドネア(フィリピン=42勝8敗28KO)は、リング復帰を改めて決意したようだ。米ボクシング専門サイト『BoxingScene』によると、ドネアは井上のKO劇に刺激を受け、再びファイトしたい気持ちが高まったと明かした。
ドネアは同メディアのインタビューに対し、「あそこ(リング)に戻りたい気持ちになった。それは私が常に持っているエネルギーなんだ」と声を弾ませた。「みんなと戦いたい。もしイノウエとまた戦えるなら、是非そうしたいね。きっとエキサイティングな試合になって盛り上がると思うよ」と答え、井上との3度目の再戦を希望。打倒・モンスターへの闘争心をたぎらせた。
ドネアは続けて、「バンタム級なら誰とでも戦うよ。ここが俺の居場所であり、いるべき場所なんだ」と注目発言。具体的には、現WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(30戦30勝23KO)も候補のひとりとして視野に入れている。「一番タフなのはWBC(王者)のナカタニだ。俺は4団体すべてのベルトを手にしたい。イノウエと戦うとき、俺はそれができると思っている。これが俺のゲームプランだ」とし、来年5月に井上との頂上決戦が公表されているバンタム級最強の日本人王者への挑戦をぶち上げた。
かつて「フィリピンの閃光」と呼ばれ、世界を席巻したドネアは22年6月に井上との再戦に敗れ、23年7月にはWBC世界バンタム級王座決定戦でアレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に0-3の判定で敗戦した。それ以来リングに上がっていないが、4月30日(日本時間5月1日)に発表したWBAの最新ランキングで5位にランクインしている。
復帰までの道のりは険しいことは百も承知だ。それでも、井上や中谷と戦いたい野望を公言している42歳のレジェンドは、「常にチャンピオンを狙うよ」と意気込む。井上が勝利を挙げたラスベガス興行は、ベテランファイターの闘志を再び呼び覚ましたようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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