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格闘技・プロレス

「年間最高試合の候補に相応しい幕切れ」井岡一翔vsマルティネスの壮絶打ち合いを米メディアが激賞!! ダウン場面に「雷のような左フックの連打」

THE DIGEST編集部

2025.05.13

激しい打ち合いを演じた井岡。写真:YUTAKA/アフロスポーツ

激しい打ち合いを演じた井岡。写真:YUTAKA/アフロスポーツ

 5月11日、東京・大田区総合体育館でボクシングWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチが行なわれ、王者のフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)と、前王者の井岡一翔(志成)が対戦し、12回判定の末にマルティネスが勝利し、防衛を果たした。井岡は10か月ぶりのダイレクトリマッチでベルト奪取に挑み、試合終盤には大きな見せ場も作ったがあと一歩及ばなかった。

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 試合開始早々、連打で圧力をかけるマルティネスに対し、井岡もパンチを凌ぎながら、接近戦での打ち合いに応じている。その中で、序盤から手数で上回るマルティネスが優位かと思われたが、ラウンドが進むにつれ井岡も有効打を効かせていく。

 9ラウンドでは、井岡の左ボディにより王者の動きが鈍る瞬間が訪れ、さらに10ラウンドでは左フック2発を浴びたマルティネスがダウン。一気に形勢逆転のチャンスもあった井岡だったが、その後の11、12ラウンドではマルティネスも踏ん張り攻撃の手を緩めず、試合最終盤はこの日一番の乱打戦が繰り広げられている。最後は両者が足を止めながらの打ち合いとなり、そのまま試合終了のゴングが打ち鳴らされた。

 昨年末に予定されていた両者の再戦は、マルティネスのインフルエンザ感染により中止となるなど、紆余曲折を経て改めて組まれたこの一戦。判定決着となったものの、両者死力を尽くした。そして、試合から伝わるインパクトは大きく、海外でも両ファイターの戦いぶりが報じられている。

 米誌『Ring』は公式サイト上において試合展開を振り返っており、ハイライトのひとつとなった井岡がダウンを奪った場面では、「両者の激しい攻防の中、イオカが雷のような左フックの連打をヒットさせ、22ラウンドにわたる激闘で初めてマルティネスをキャンバスに倒した」と評している。

さらに、最終12回の攻防についても、「両者はすべてを出し尽くすような激しい打ち合いを展開。マルティネスは中盤までのような有効打を再び決めるが、イオカもカウンターの左右を返す。残り40秒、2人は互いを真っ直ぐ見据え、最後の壮絶な打ち合いへ突入。まさに2025年の『年間最高試合』の候補にふさわしい幕切れとなった」とレポート。白熱のフィナーレをそのように描写している。

36歳で王座返り咲きとならなかった井岡だが、注目されていた去就に関しては試合後、現役続行を表明。激闘を終えたばかりの元世界王者は、すでに新たな戦いへの意欲を示している。

構成●THE DIGEST編集部
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