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角田裕毅に各方面から賛辞続出!10位入賞&チームメイト援護で今季初の“2連続W入賞”達成に貢献。一方で、本人は「一歩引いて考え直す」と反省も

THE DIGEST編集部

2025.05.19

各方面から高評価を受けた角田。(C) Getty Images

各方面から高評価を受けた角田。(C) Getty Images

 F1第7戦のエミリアロマーニャ・グランプリは現地5月18日に決勝が行なわれ、レッドブルの角田裕毅はピットレーンスタートから10位入賞を飾った。

 前日の大クラッシュから何とか車の修復を間に合わせたチームの努力に報いるべく、ジャンプアップを図った角田。ハードタイヤで長くコースに留まる戦略を採り、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)を抑える形で、トップの相棒マックス・フェルスタッペンを援護。その後自身も状況を味方につけて順位を上げていき、終盤のレース再開後にライバルのミスもあってポイント圏内に浮上しポジションを守り切った。

【動画】ピットスタートからついに入賞圏内へ!角田裕毅がヒュルケンベルグをオーバーテイクするシーン
 角田は「厳しい週末だった。予選の後、メカニックがレースまでに車を準備してくれた。わずか1ポイントでもチームに恩返しして、感謝の意を示せて嬉しかった。昨日の出来事からまだ悔しさは残っていたけど、それを振り払い、ピットレーンスタートからトップ10に入るために全力を尽くした」とレースを振り返り、以下のように続けている(F1公式サイト『F1.com』より)。

「予選に向けてセットアップを大きく変えたけど、今日(決勝)はそこから大きな変化はなかったので、レースでは車についてより学び、経験する時間が持てて良かった。後ろのマクラーレンを長く抑えようとしたが、彼らの方が新しいタイヤだったのでグリップがあった。セーフティカーの出動も、興味深い状況を作り出した。『RB21』には、まだ適応しなければならない部分があるが、今はモナコの予選、そしてこの先の数レースで結果を出すのに集中する」

 またメディアでのインタビューでは、「メカニックたちが一晩中作業してくれたのを考えれば、何もないよりはずっと良かった」と入賞に満足感を示した角田。一方で「フェラーリやウィリアムズはどうなのか知りませんが、少なくとも我々の車は簡単に慣れるものではない。まだ完全には理解できておらず、週末を通してもっと自信をつけていく必要があるんだ。現時点では、色々とセッティングを変えても、まだ何が起こるのか、どう反応するのか、正直よく分かってない」と、適応に苦労していると明かした。

 予選後には、タイヤ1セットだけでQ1を突破して「ヒーローになろうとした」点をクラッシュの原因として挙げており、これについて改めて訊かれた彼は、「現在の環境では自分にプレッシャーをかけがちだが、一歩引いて考え直し、次はもっと良い走りができるようにしないといけない」と反省のコメントを残している(フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』より)。
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