カタール・ドーハにて開催されている卓球世界選手権は現地５月21日、大会５日目が行なわれ、混合ダブルス準々決勝では、吉村真晴／大藤沙月が世界ランク１位の林詩棟／蒯曼（中国）をゲームカウント３-１（８-11、11-５、13-11、12-10）で撃破。銅メダル以上を確定させた。

【動画】世界ランク１位を破った歓喜の瞬間！

　第１ゲームを落とした吉村／大藤ペア。第２ゲームを奪い返すと、勢いそのままに２ゲームを連取し、準決勝に駒を進めた。勝利の瞬間、31歳は喜びを爆発させコートに倒れ込み、渾身のガッツポーズをみせた。

　猛者を倒した日本人ペアの大金星に公式メディアも驚きを隠せない。ITTF（国際卓球連盟）は、「大会５日目は第１シードの林詩棟／蒯曼ペアが日本の吉村真晴／大藤沙月ペアに準々決勝で敗れるという大番狂わせから始まった」と振り返っている。
  　続けて「世界選手権の混合ダブルス銀メダリストであるヨシムラは非常に調子が良く、試合を決定づける重要なラリーを制した。そしてヨシムラと初めてペアを組んだオオドウは、重要なサービスポイントを奪い、冷静なプレーで日本のメダル獲得に貢献した」と評している。

　試合後、吉村は「まさか30歳超えてもメダルを獲れると思っていなかった」と口にしたように、本人たちにとっても驚きだったようだ。2017年大会では石川佳純さんと組んで金メダルを獲得した吉村。８年ぶりに世界のトップに立つ姿を期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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