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「GPウィナーになれる」角田の弟分ハジャーをRBR幹部が絶賛!8位ローソンには「立ち直ってきた」と高評価も、今後の起用の判断は「まだ早すぎる」

THE DIGEST編集部

2025.05.27

自己最高の6位入賞を果たしたハジャー。(C)Getty Images

自己最高の6位入賞を果たしたハジャー。(C)Getty Images

 F1レーシングブルズは現地5月25日のモナコGPでダブル入賞に輝いた。アイザック・ハジャーの6位、リアム・ローソンの8位はいずれもキャリアハイの好成績で、ハジャーのレース後コメントにもあるようにまさに「完璧な週末だった」(F1公式サイトより)。

 シニアチームであるレッドブル顧問のヘルムート・マルコ博士はそんな両ドライバーに称賛を送りつつ、今後のシートについても言及した。

【画像】今後更なる飛躍が期待されるF1ドライバー、リアム・ローソン!車から離れたオフの表情を厳選して特集!
 角田裕毅(現レッドブル)の相棒として今季F1デビューを果たし、モナコでその才能を証明したハジャーについて、マルコ博士は「キミ・アントネッリ(メルセデス)が1万キロのTPCテストをこなしているのに対し、ハジャーはせいぜい500~800キロ。それでこの結果だ。どれほどのポテンシャルを秘めているかが分かる」と、蘭スポーツ配信サービス『Viaplay』で賞賛。「将来のグランプリ・ウィナーになれる逸材だ」とまで言い切った。

 一方で、レッドブル傘下での昇格と降格を経験したローソンについても言及。今季モナコでようやく初ポイントを記録し、徐々に調子を取り戻しつつあるニュージーランド人についてマルコ博士は「ローソンは負のスパイラルに陥っていたが、モナコでトップ10に入り、ようやく立ち直ってきた」と回復ぶりを評価。そのうえで、「もし彼(ローソン)がマックス(・フェルスタッペン/レッドブル)の隣にいたら、ここまで戻ってこられなかった」とも語り、現チームへの移籍が最善だったとの見方を示した。

 確かに両ドライバーの入賞は、チームプレーでフリーストップ(ポジションダウンがないピットストップ)させるというチームの戦略による影響も大きい。しかし予選で上位に食い込んでいなければ効果の薄い戦略であり、両ドライバーとチームが全て機能した結果と見るべきだろう。

 そして、これがシーズン終了までの起用を意味するかと問われると、マルコ博士はやや歯切れが悪い。「例年、ドライバー起用についてはサマーブレイクで議論する。今はまだ早すぎる」と回答を避け、「大事なのはパフォーマンスだ。それがすべてだ」とだけ残した。

 つまり、レーシングブルズの好成績は称賛に値するものの、サマーブレイク以降に再びドライバーラインアップに動きが出る可能性を、マルコ博士は排除していない。誰かが存在感を高めれば、誰かがその座を譲る――レッドブル流の“実力主義”は、今年も例外ではなさそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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