バレーボール男子日本代表は６月５日、都内で記者会見を行なった。大注目の21歳・高橋慶帆（法政大）が、スタメン奪取へ意欲を燃やしている。
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　2024-25シーズンをフランス１部リーグの強豪パリ・バレーで過ごした高橋。怪我を抱えたままのスタートとなり、チームへの合流は遅れたが、実戦を通して世界基準のバレーを肌で感じ取った。

　現在、高橋にはビッグチャンスが巡ってきている。エースの西田有志（大阪ブルテオン）が今季、代表活動よりも個人のスキルアップに時間を割く影響で、オポジットのポジションに“空席”が生まれつつあるのだ。

　しかし、若き新星は偶然のチャンスに飛びつくのではなく、自らの力でその定位置を掴むと強い決意を見せる。
  「西田さんが休むからとか、その１枠が空いたからとかそういう理由ではなくて...。そこはもちろん目指しにいく。まずは、自分自身がステップアップして、チームに求められるような選手になりたい」

　代表チームではこれまでB代表での活動が中心だったが、A代表定着も狙う。ロラン・ティリ監督からも「高さは武器」と太鼓判を押される身長194cmのスパイカーは、迫力あるプレーでアピールを続けていく。

取材・文●大田更紗（THE DIGEST編集部）

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