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モータースポーツ

「なぜ今なのか?」F1レッドブルのホーナー氏即時解任に英記者から反応さまざま「問題の中心人物だった」「厳しい再建期間に直面する可能性」

THE DIGEST編集部

2025.07.10

レッドブル代表職を解かれたホーナー氏。解任理由は現時点では明かされていない。(C)Getty Images

レッドブル代表職を解かれたホーナー氏。解任理由は現時点では明かされていない。(C)Getty Images

 F1レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表の電撃解任が発表され、世界中で衝撃が広がっているなか、現地7月9日に英専門メディア『The Race』は、ライターらの見解を紹介。さまざまな視点から今回の解任劇を考察した。

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 レーシングカーデザイナーで、現在モータースポーツ評論家として活動しているゲイリー・アンダーソン氏は、レッドブル王朝を築き上げたホーナー氏の功績を評価しながらも、ホーナー氏が前チーフ・テクニカル・オフィサーのエイドリアン・ニューウェイ氏について「いなくても困らない」と発言したことやフェルスタッペン親子との関係が悪化した点を問題視。それらの悪手によってチーム状況を悪化させたことが解任につながったと分析する。

 さらにアンダーソン氏は先日のイギリスGPでホーナー氏が「子ども達もいるところで、信じられないほどの罵詈雑言を並べ立てていた」と回顧。その切迫した雰囲気から、「ホーナー氏はその時、自分の将来について理解していたのかもしれない」と推測した。

 また、スコット・ミッチェル=マルム記者は、セカンドドライバーの苦戦やフェルスタッペンの去就などについて、ホーナー氏が「これらの問題のすべての直接的な原因ではないものの、その中心人物だったことは確かだ」と断言。「彼(ホーナー氏)が職務から解任された正確な理由は不明だが、彼の退任は近年レッドブルを巻き込んだあらゆる出来事の帰結と言えるだろう」と主張した。

「ホーナー氏の離脱は、レッドブルの最初の20年間と、2026年以降の次の章との間に明確な断絶があると意味している」と語ったのはエド・ストロー記者。「厳しい再建期間に直面する可能性がある」と認めつつも、過去18か月の政治闘争の不安定さを考えると、この変化は避けられなかったと説明した。

 一方でジャック・ベニオン記者は「このタイミングに驚いている。なぜ今なのか?」と疑問を投げかける。「この決定を下すのにもっと明白な時期が過去にあったように思える。シーズン半ばの今、フェルスタッペン離脱の噂を受けてそれを行うのは、短期的には悪夢になりそうだ」と、この時期の体制変更が今シーズンのチームに与える影響の大きさに触れ、「この変更を今行なう論理的な理由はあまりないように思われる」と首脳陣の判断の遅れを厳しく評価した。

構成●THE DIGEST編集部

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