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バレーボール

日本女子バレー攻撃陣を牽引する両ヒロイン。決勝Rへの試金石ポーランド、ブラジル戦への対策は?「力を試せるチャンス」【ネーションズリーグ】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2025.07.11

日本女子バレーの攻撃をけん引する佐藤(左)と和田(右)。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

日本女子バレーの攻撃をけん引する佐藤(左)と和田(右)。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 バレーボールのネーションズリーグは女子の予選ラウンド第3週が千葉ポートアリーナで行なわれており、日本は2戦連続ストレート勝ち。ポーランドで開催される決勝ラウンド進出を決めた。

 10日の韓国戦でフェルハト・アクバシュ監督はキャプテンの石川真佑をはじめ主力を数名休ませ、18歳の秋本美空や21歳の北窓絢音を途中起用するなど出場機会が少なかった選手たちを多くコートに立たせた。

 その中でも存在感を示したのは、3戦連続スタメン出場の和田由紀子だ。左右から鋭いスパイクを放ち、弾丸のようなスピード感あるサービスエースを決めるなどチーム最多18点を挙げた。

 試合後、和田は「しっかり狙っているところにボールがいっている。そこの精度は徐々に上げていきたい」と手応えを口にする。好調な23歳は「中1日でしっかり全員で勝ちに行くために何が必要なのか、スタートからしっかり走っていけるようにいい状態でいきたい。全員の力を合わせないとファイナルでは勝てないと思う」と世界ランク上位国との対戦を見据えた。
 
 前日のフランス戦で最多19得点、韓国戦もチーム2位の17得点をマークした佐藤淑乃は、「プレッシャーのかかる場面が多かったんですけど、しっかり決めきることができた」と振り返る。

 地元・千葉での開催でモチベーションは高く、今大会は躍動。家族や知り合いから声援のパワーをもらいながら、ここまで得点源として攻撃陣をけん引。新エースとしての自覚が徐々に芽生えてきている。「助けてもらうことばかりではなく、チームを救えるようなプレーをどんどんしていきたい」と意気込む新ヒロイン候補は「(次戦は)厳しい試合になると思いますが、力を試せるチャンスでもあると思う。練習してきたことをしっかり出し切って楽しんでやりたい」と力強かった。

 決勝ラウンドの試金石となるポーランド戦は12日、ブラジル戦は13日(ともに午後7時20分)に対戦が控えている。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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