「強さを求めてこれからも妥協せず、迷ったとしても立ち止まらず私らしく強さを極め続けます」
【スターダムPHOTO】強くて可愛いギャップに胸キュン!破壊力抜群な“美しき戦士”たち
現在の日本女子プロレス界を代表する選手のひとり、センダイガールズ(仙女)のワールド王者である橋本千紘の言葉だ。33歳の誕生日にXに記した、以前から変わらぬ“所信表明”。
変わったのは、自分が強くなるだけではなく、仙女を強くするだけでもないというところ。今の橋本は、女子プロレス界全体を見渡している。
6月3日には、橋本がレスリングの合同練習会を主宰。団体の垣根を越え、スターダムやディアナ、シードリングなどの若手選手が参加した。舞台は橋本の母校でもある名門・安部学院高校。レスリング部の練習に、各団体のプロレスラーたちがそのまま参加するという興味深いものだ。
練習会には、橋本が驚くほどたくさんの選手たちが参加していた。近年は芸能界からプロレスに挑戦する選手も多く、エンタメ性が重視されていると見られがちでもある。しかし実際には、多くの若手がプロレスにおける強さ、そのベースを求めていた。確かにそれが、リングで闘う人間の偽らざる心境ではないか。デビューする選手が多くなった近年は、選手からすればライバルが多い。それだけ“武器”もほしい。
「やっぱり試合だけの動きだと軽く見えるので。バランス、体重のかけ方、相手が押してきたら押し返して落とすとか。体の使い方がまだできてない選手が多い」
そう語る橋本。若手たちに足りないものは、逆にいうと橋本の強みだ。相手と組み合い、コントロールし、テイクダウンして抑え込む。そうした基本的な動きが頭抜けているからこそ、橋本は女子プロレスの強さの象徴なのだと言える。
準備運動からマット運動、打ち込み、スパーリングと練習は進んだ。団体によって、普段どれくらいレスリングに力を入れているかは違う。だから得意、不得意もある。知らない技術も。そこはなんの問題もない。目的は強くなること。
「他団体には負けたくない」というプライドももちろんあるはずだが、それよりも「強くなりたい」という思いが勝る。とにかく印象的だったのは、練習中の選手たちの貪欲さだ。プロレスラーがアマチュアの学生に負けられないという感覚も、今の時代はないだろう。
強くなるためには尻込みせずトライすることだ。練習後の橋本は、スパーリングの相手を自分から見つけていったさくらあや(スターダム)たちを高く評価していた。
「こういうのはやった分だけ強くなりますからね」と橋本。今回の練習は、言ってみればガムシャラさ重視だった。
「今日は技術練習までは行ってないので」
【スターダムPHOTO】強くて可愛いギャップに胸キュン!破壊力抜群な“美しき戦士”たち
現在の日本女子プロレス界を代表する選手のひとり、センダイガールズ(仙女)のワールド王者である橋本千紘の言葉だ。33歳の誕生日にXに記した、以前から変わらぬ“所信表明”。
変わったのは、自分が強くなるだけではなく、仙女を強くするだけでもないというところ。今の橋本は、女子プロレス界全体を見渡している。
6月3日には、橋本がレスリングの合同練習会を主宰。団体の垣根を越え、スターダムやディアナ、シードリングなどの若手選手が参加した。舞台は橋本の母校でもある名門・安部学院高校。レスリング部の練習に、各団体のプロレスラーたちがそのまま参加するという興味深いものだ。
練習会には、橋本が驚くほどたくさんの選手たちが参加していた。近年は芸能界からプロレスに挑戦する選手も多く、エンタメ性が重視されていると見られがちでもある。しかし実際には、多くの若手がプロレスにおける強さ、そのベースを求めていた。確かにそれが、リングで闘う人間の偽らざる心境ではないか。デビューする選手が多くなった近年は、選手からすればライバルが多い。それだけ“武器”もほしい。
「やっぱり試合だけの動きだと軽く見えるので。バランス、体重のかけ方、相手が押してきたら押し返して落とすとか。体の使い方がまだできてない選手が多い」
そう語る橋本。若手たちに足りないものは、逆にいうと橋本の強みだ。相手と組み合い、コントロールし、テイクダウンして抑え込む。そうした基本的な動きが頭抜けているからこそ、橋本は女子プロレスの強さの象徴なのだと言える。
準備運動からマット運動、打ち込み、スパーリングと練習は進んだ。団体によって、普段どれくらいレスリングに力を入れているかは違う。だから得意、不得意もある。知らない技術も。そこはなんの問題もない。目的は強くなること。
「他団体には負けたくない」というプライドももちろんあるはずだが、それよりも「強くなりたい」という思いが勝る。とにかく印象的だったのは、練習中の選手たちの貪欲さだ。プロレスラーがアマチュアの学生に負けられないという感覚も、今の時代はないだろう。
強くなるためには尻込みせずトライすることだ。練習後の橋本は、スパーリングの相手を自分から見つけていったさくらあや(スターダム)たちを高く評価していた。
「こういうのはやった分だけ強くなりますからね」と橋本。今回の練習は、言ってみればガムシャラさ重視だった。
「今日は技術練習までは行ってないので」