英F1専門メディア『GPblog』は現地７月15日、「レッドブルが角田裕毅に別れを告げ、（マックス・）フェルスタッペンは新たなチームメイトを得る」と題した記事を配信。複数の関係者からの情報として、角田が今季限りでレッドブルから離脱すると報じた。

　一方で同メディアは、「レッドブルは本ウェブサイトへの声明でこれ（角田の離脱）を否定している」とも伝えており、角田の去就について決定がなされたかについては、現時点で定かではない。

【画像】モデルや女優ら大物がズラリ…パドックを彩るF1ドライバーの“美しき妻や恋人たち”に注目！ 　同メディアは角田の来季について、ホンダがPU供給を行なうアストンマーティンのテスト兼リザーブドライバーが選択肢の一つであり、「彼（角田）のマネージャーは彼をアストンマーティンに移籍させようとしている」と主張。以前はキャデラックのシート獲得も噂されていたが、現在は候補者のなかでもそれほど上位ではないと続けた。

　また角田がレッドブルを離れる場合の後任候補として同メディアが挙げたのがアイザック・ハジャー（レーシングブルズ）とアービッド・リンドブラッドだ。今季順調なF1デビューイヤーを過ごしているハジャーだが、「チャンピオン候補へと成長する可能性を秘めているかどうかには疑問が残る」と同メディアは慎重な見方を示している。

　一方、17歳のリンドブラッドについて同メディアは「より大きな期待が寄せられている」「新世代のフェルスタッペン」と表現。18歳の若さでレッドブルに昇格し、初レースでいきなり優勝を飾ったフェルスタッペンの前例を振り返りながら、「マルコ（ヘルムート・マルコ顧問）は、将来有望なドライバーのレッドブルでの起用を躊躇しない」「リンドブラッドにも同じような議論の余地はあるだろうか？」とマルコ顧問が神童をいきなりトップチームで起用する可能性を示唆した。

　そして同メディアは、フェルスタッペンが今季終了後にチームを離脱した場合、ジョージ・ラッセル（メルセデス）ら外部からドライバーを獲得する選択肢があるほか、ハジャーとリンドブラッドを両方ともレッドブルで起用する手もあると同メディア。角田残留のアイデアについての言及はなかった。

構成●THE DIGEST編集部

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