モータースポーツ

【F1】角田裕毅の現状は「ちょっとおかしい」と元僚友。代表交代で各方面から明るい展望&“古巣人材”登用の提言も「再びタッグを組むべきかも」

THE DIGEST編集部

2025.07.16

ガスリーから「今の状況はちょっとおかしい」と心配された角田。メキース新代表とともに悪い流れを断ち切れるか。(C) Getty Images

 レッドブルがこの時期にクリスチャン・ホーナー代表を解任し、ローラン・メキース氏を後任とした人事は大きな驚きをF1界に与えたが、それが苦しむチームやドライバーにいかなる影響を与えるのかが非常に興味深いところである。

【画像】モデルや女優ら大物がズラリ…パドックを彩るF1ドライバーの"美しき妻や恋人たち"に注目!
 角田裕毅はレーシングブルズで好調なスタートを切った後、3戦目の日本グランプリでリアム・ローソンに代わって、ついにトップチームへ昇格。しかし、「RB21」への適応に苦しんで、ここまでの10戦中で入賞3回、獲得ポイント7、予選Q3進出3回という結果に終わっており、直近の2戦では連続して完走車のなかで最下位に沈んでいる。

 ヘルムート・マルコ顧問は、「ユウキはこのところのレースで苦戦していたが、英国ではすでに上向きの兆候が見られた。ほとんどのフリー走行でマックス(・フェルスタッペン)との差は以前より縮み、決勝は11番グリッドからスタートできた。我々は集中的な話し合いを行なっており、彼はスポーツ心理士とも協力し合っている。パフォーマンスの向上は実感しており、まもなく結果にも繋がると楽観的に見ている」とモータースポーツ専門メディア『SPEED WEEK』のコラムに記したが、まだ不安材料は少なくない。

 角田の現状に対しては、元チームメイトのピエール・ガスリー(アルピーヌ)も「何かが噛み合っていないのは明らかだ。友人として、上手く流れが好転してくれると願っている」と気にかける。レッドブルの歴代「セカンドドライバー」が苦戦する状況を「皆同じ枠に入れられてしまう。僕にとっての状況は、他のドライバーとは全く違っていた」と指摘したうえでそれぞれ苦戦の理由は違うと主張。「今の状況はちょっとおかしいと感じる」と本音を明かしている(英国のモータースポーツ専門サイト『MOTORSPORT WEEK』より)。
NEXT
PAGE
メキース氏との再共闘で、「破壊的なシーズンとはならない可能性も」