７月16日、バレーボールネーションズリーグ男子の予選ラウンド第３週・第１戦（千葉ポートアリーナ）が行なわれ、日本代表はドイツをセットカウント３－１（21-25、25-20、25-23、25-20）で下し、通算６勝３敗とした。
【画像】合流直後にも関わらず19得点！ドイツ戦で躍動した高橋藍を特集！

　第１セットはミスが目立ち落としたものの、そこから修正して３セット連続で奪い返し、逆転勝ち。日本ラウンドから合流した高橋藍は、「１セット目は取られてしまったが、セットを重ねるごとにしっかりコミュニケーションを取りながら、試合のなかで感覚をつかめていけた」と振り返った。

　高橋がとりわけ重視しているのが、チームメイトとのコミュニケーションだ。「積極的にコミュニケーションを取ることはしているし、それはバレーのなかでも普段の生活でも同じ」と話す23歳は、良好な人間関係がパフォーマンスにプラスの影響をもたらすと確信している。
  「やっぱりプレーをしやすい環境を作ることが重要。もちろん仲が良いだけではダメなのでメリハリも大事だが、試合中の雰囲気であったり、自分自身がどうやったらパフォーマンスを上げていけるか、それがチームの総合力に繋がっていくと思う」

　この日も円滑なコミュニケーションを図りながら、昨夏のパリ五輪で敗れた因縁の相手ドイツに雪辱を果たした。「まず負けたドイツに勝てたという部分では大きな一歩だと思う」と手応えを口にしたうえで、「ファイナルにいかないといけない。しっかりとここで最低でも３勝しないと」と語気を強めた。

　千葉大会初日から会場には多くの観客が押し寄せた。温かい声援を受けた高橋は、「すごい盛り上がりだったし、コールも聞こえてきて背中を押された。本当に応援してくれる皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです」とファンへの想いを語った。

取材・文●大田更紗（THE DIGEST編集部）

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