F1レッドブルのマックス・フェルスタッペンは今季、カレンダーの半分が終了した現時点で、ドライバーズランキング3位。ここまで2勝を収め、順位上では5連覇へまい進している形だが、首位オスカー・ピアストリに69ポイントもの差をつけられている。
フェルスタッペンはここから逆転タイトルを獲得できるのか。この疑問について、英メディア『The Race』は現地7月17日配信の記事で過去の事例を紹介しつつ、「ほとんど不可能」と綴った。
【画像】モデルや女優ら大物がズラリ…パドックを彩るF1ドライバーの“美しき妻や恋人たち”に注目! 同メディアによると、現在のフェルスタッペンと同等以上のビハインドを背負いながら逆転チャンピオンに輝いた例は74年の歴史でわずか1例のみ。それは1976年にジェームス・ハント(当時マクラーレン)がニキ・ラウダ(当時フェラーリ)との35ポイント(現在の得点システムで97ポイント相当/全16戦中第7戦終了時点)の差を覆し、タイトルを掴んだものだという。
しかしこれは、ラウダがドイツGPでのクラッシュによってその後の2戦を欠場したためだと同メディアが説いたほか、最終戦「F1世界選手権イン・ジャパン」ではラウダが雨により自主リタイアを選択するなど、ハントのタイトル獲得にとって有利な出来事が続いたとの見方は否めない。
また、同メディアは2007年のキミ・ライコネン(当時フェラーリ)の最大26ポイント差(現在の得点システムで65ポイント相当/全17戦中第7戦終了時点)からの逆転チャンピオンの例も挙げたが、これには「F1史上最も驚くべき激闘の一つが必要だった」と説明。ライコネンの怒涛の追い上げはもちろん、ライコネンの110ポイントに対して、109ポイント獲得で2位、3位に終わったマクラーレンのルイス・ハミルトン(現フェラーリ)、フェルナンド・アロンソ(現アストンマーティン)のポイントのつぶし合いがあったと示唆した。
アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士からは今季の第12戦イギリスGP後に「フェルスタッペンのタイトルを諦めるつもりはない」(専門メディア『SPEED WEEK』より)との発言があった。一方で、フェルスタッペン自身は今季のタイトルはもはや意識していないとの旨の発言が出るなど、すでに諦めムードのようだ。
歴史を鑑みると不可能とはいえないものの、レッドブルにとっては来季が新規定&自社製パワーユニット導入初年度という気になる事情もある。同メディアは「フェルスタッペンを(タイトル争いから)完全に除外できないが、タイトルの脅威として再び浮上するチャンスを得るには、センセーショナルな好転が必要になるだろう」と残り12戦での“大逆転タイトル”の可能性を表した。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】SC明けのフェルスタッペンvsラッセルの上空&オンボード映像と、問題の衝突シーン
【動画】縁石が本当に難しいイモラ… 角田裕毅が予選Q1でコースアウト→マシン大破
【画像】絶世の美貌を誇る米プロレーサー、リンジー・ブルワーの厳選フォトを一挙お届け!
フェルスタッペンはここから逆転タイトルを獲得できるのか。この疑問について、英メディア『The Race』は現地7月17日配信の記事で過去の事例を紹介しつつ、「ほとんど不可能」と綴った。
【画像】モデルや女優ら大物がズラリ…パドックを彩るF1ドライバーの“美しき妻や恋人たち”に注目! 同メディアによると、現在のフェルスタッペンと同等以上のビハインドを背負いながら逆転チャンピオンに輝いた例は74年の歴史でわずか1例のみ。それは1976年にジェームス・ハント(当時マクラーレン)がニキ・ラウダ(当時フェラーリ)との35ポイント(現在の得点システムで97ポイント相当/全16戦中第7戦終了時点)の差を覆し、タイトルを掴んだものだという。
しかしこれは、ラウダがドイツGPでのクラッシュによってその後の2戦を欠場したためだと同メディアが説いたほか、最終戦「F1世界選手権イン・ジャパン」ではラウダが雨により自主リタイアを選択するなど、ハントのタイトル獲得にとって有利な出来事が続いたとの見方は否めない。
また、同メディアは2007年のキミ・ライコネン(当時フェラーリ)の最大26ポイント差(現在の得点システムで65ポイント相当/全17戦中第7戦終了時点)からの逆転チャンピオンの例も挙げたが、これには「F1史上最も驚くべき激闘の一つが必要だった」と説明。ライコネンの怒涛の追い上げはもちろん、ライコネンの110ポイントに対して、109ポイント獲得で2位、3位に終わったマクラーレンのルイス・ハミルトン(現フェラーリ)、フェルナンド・アロンソ(現アストンマーティン)のポイントのつぶし合いがあったと示唆した。
アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士からは今季の第12戦イギリスGP後に「フェルスタッペンのタイトルを諦めるつもりはない」(専門メディア『SPEED WEEK』より)との発言があった。一方で、フェルスタッペン自身は今季のタイトルはもはや意識していないとの旨の発言が出るなど、すでに諦めムードのようだ。
歴史を鑑みると不可能とはいえないものの、レッドブルにとっては来季が新規定&自社製パワーユニット導入初年度という気になる事情もある。同メディアは「フェルスタッペンを(タイトル争いから)完全に除外できないが、タイトルの脅威として再び浮上するチャンスを得るには、センセーショナルな好転が必要になるだろう」と残り12戦での“大逆転タイトル”の可能性を表した。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】SC明けのフェルスタッペンvsラッセルの上空&オンボード映像と、問題の衝突シーン
【動画】縁石が本当に難しいイモラ… 角田裕毅が予選Q1でコースアウト→マシン大破
【画像】絶世の美貌を誇る米プロレーサー、リンジー・ブルワーの厳選フォトを一挙お届け!
関連記事
- 【画像】モデル、女優ら大物がズラリ…パドックを彩るF1ドライバーの“美しき妻や恋人たち”に注目!
- 【画像】歴代の名車がずらり!!F1世界選手権で成功を収めたマシンを一挙に紹介!!
- 角田裕毅は「正直に言うと...」 英記者5人が来季のレッドブル陣営のラインアップを予想。 好調ドライバーの電撃復帰も?「抵抗できないほど魅力的だ」
- 角田裕毅の5戦連続ノーポイントはRBRとして“16年ぶり”の低迷、と蘭専門メディア。チームに対しても「組織レベルでも道を見失っている」と酷評
- 【F1】角田裕毅の現状は「ちょっとおかしい」と元僚友。代表交代で各方面から明るい展望&“古巣人材”登用の提言も「再びタッグを組むべきかも」