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【F1】5連覇達成なら“史上2番目の大逆転” 英メディアが1976年、2007年の事例を紹介。VERのタイトル防衛は「ほとんど不可能」

THE DIGEST編集部

2025.07.18

5連覇は視野にないというフェルスタッペン。(C) Getty Images

5連覇は視野にないというフェルスタッペン。(C) Getty Images

 F1レッドブルのマックス・フェルスタッペンは今季、カレンダーの半分が終了した現時点で、ドライバーズランキング3位。ここまで2勝を収め、順位上では5連覇へまい進している形だが、首位オスカー・ピアストリに69ポイントもの差をつけられている。

 フェルスタッペンはここから逆転タイトルを獲得できるのか。この疑問について、英メディア『The Race』は現地7月17日配信の記事で過去の事例を紹介しつつ、「ほとんど不可能」と綴った。

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 同メディアによると、現在のフェルスタッペンと同等以上のビハインドを背負いながら逆転チャンピオンに輝いた例は74年の歴史でわずか1例のみ。それは1976年にジェームス・ハント(当時マクラーレン)がニキ・ラウダ(当時フェラーリ)との35ポイント(現在の得点システムで97ポイント相当/全16戦中第7戦終了時点)の差を覆し、タイトルを掴んだものだという。

 しかしこれは、ラウダがドイツGPでのクラッシュによってその後の2戦を欠場したためだと同メディアが説いたほか、最終戦「F1世界選手権イン・ジャパン」ではラウダが雨により自主リタイアを選択するなど、ハントのタイトル獲得にとって有利な出来事が続いたとの見方は否めない。

 また、同メディアは2007年のキミ・ライコネン(当時フェラーリ)の最大26ポイント差(現在の得点システムで65ポイント相当/全17戦中第7戦終了時点)からの逆転チャンピオンの例も挙げたが、これには「F1史上最も驚くべき激闘の一つが必要だった」と説明。ライコネンの怒涛の追い上げはもちろん、ライコネンの110ポイントに対して、109ポイント獲得で2位、3位に終わったマクラーレンのルイス・ハミルトン(現フェラーリ)、フェルナンド・アロンソ(現アストンマーティン)のポイントのつぶし合いがあったと示唆した。

 アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士からは今季の第12戦イギリスGP後に「フェルスタッペンのタイトルを諦めるつもりはない」(専門メディア『SPEED WEEK』より)との発言があった。一方で、フェルスタッペン自身は今季のタイトルはもはや意識していないとの旨の発言が出るなど、すでに諦めムードのようだ。

 歴史を鑑みると不可能とはいえないものの、レッドブルにとっては来季が新規定&自社製パワーユニット導入初年度という気になる事情もある。同メディアは「フェルスタッペンを(タイトル争いから)完全に除外できないが、タイトルの脅威として再び浮上するチャンスを得るには、センセーショナルな好転が必要になるだろう」と残り12戦での“大逆転タイトル”の可能性を表した。

構成●THE DIGEST編集部

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