2大会連続メダルに王手をかけた。
バレーボールの最強国決定戦「ネーションズリーグ」は現地7月24日に準々決勝となる決勝ラウンド(ポーランド・ウッチ)が行なわれ、通算9勝3敗の予選ラウンド3位で通過した日本は2023年女王トルコ(同6位)と対戦。3-2(25-21、16-25、25-20、22-25、15-9)のフルセットで破り、準決勝進出を決めた。
【画像】主将がチーム最多22得点を挙げチームをけん引!ポーランド戦で躍動した石川真佑を特集!
負けたら終わりの一発勝負。2大会連続メダルを目指す日本のスタメンは主将の石川真佑、佐藤淑乃、和田由紀子。セッターに関菜々巳、ミドルブロッカーは島村春世と宮部藍梨を置き、リベロには福留慧美を起用。ベストメンバーで臨んだ。
日本は石川のサーブレシーブを皮切りに4連続得点を挙げ、リズム良く得点を重ねる。先に二桁得点に到達した佐藤がバックアタック、レフトからの強打で17-10と大きく点差を広げる。終盤はトルコに追い上げられるも、最後は島村のブロード攻撃が決まり第1セットを先取する。
逆に第2セットはトルコがペースを握り、序盤から連続失点で先行を許す。相手エース・バルガス、カラクルトの強烈スパイクや高いブロックに対応できず5連続得点を献上。サーブで崩される場面もあり、日本は大きくビハインド。アクバシュ監督は北窓絢音、秋本美空のオフェンス2枚を途中投入して流れを変えようとするが点差を詰められず。トルコの高い攻撃力が目立ち、このセットを奪われる。
第3セットは好調な石川が再びサーブで崩し4連続得点。第1セット以降、なかなか出なかったブロックポイントを宮部が挙げるなど日本が僅差でリード。息詰まる競り合いから佐藤のレフト、石川のバックアタックが決まり日本が連続得点。最後はバルガスの強打を佐藤がブロックで阻み押し切った。
王手をかけた第4セットは互いに点を取り合う白熱した展開に。オフェンスを引っ張る石川がバックセンター、相手守備の間にストンと落とす緩急をつけた攻撃を魅せる。一方でトルコはバルガスにボールを集めて日本コートに何発も叩きつけて14-15。日本は離されまいと粘りのバレーで食い下がるも、トルコの意地が勝り試合は最終セットに持ち込まれた。
勝負の最終セット。互いに負けられない総力戦は手に汗握る展開となる。日本は序盤ビハインドを許すも、和田のサーブから島村がバルガスを気迫ブロック。さらに佐藤が相手のブロックアウトを奪うなど日本が4連続得点。島村のブロード攻撃が光り10-5とリードする。終盤、欲しい場面で石川が連続得点を挙げ主導権を完全に掴んだ日本。先にマッチポイントを握ると、またも石川が最多19得点目となるサービスエースを決めてゲームセット。粘るトルコを執念で振り切り、2大会連続ベスト4進出を決めた。
フルセットまで及ぶ大激闘を制した日本は準決勝(日本時間27日午前3時)でブラジル対ドイツの勝者と対戦する。悲願の金メダルへ、新生ニッポンの勢いは止まらない。
<バレー日本女子のVNL成績>
―予選ラウンド―
■第1週 カナダ・オタワ
第1戦 ○3-0オランダ
第2戦 ○3-0セルビア
第3戦 ○3-0カナダ
第4戦 ○3-0ドミニカ共和国
■第2週 香港
第5戦 ○3-2タイ
第6戦 ●2-3イタリア
第7戦 ●1-3中国
第8戦 ○3-0チェコ
■第3週 日本・千葉
第9戦 ○3-0フランス
第10戦 ○3-0韓国
第11戦 ○3-1ポーランド
第12戦 ●0-3ブラジル
■決勝ラウンド(ポーランド・ウッチ)
準々決勝 ○3-2トルコ
準決勝 ブラジルvsドイツの勝者
決勝 7月28日(日本時間3:00)
構成●THE DIGEST編集部
【画像】木村沙織、狩野舞子、大友愛…バレーボールネーションズリーグ千葉大会に集結した日本代表のレジェンドを特集!
【画像】日本に馴染みのあるロザマリア・モンチベレルがブラジル代表としてVNL千葉大会で躍動!
バレーボールの最強国決定戦「ネーションズリーグ」は現地7月24日に準々決勝となる決勝ラウンド(ポーランド・ウッチ)が行なわれ、通算9勝3敗の予選ラウンド3位で通過した日本は2023年女王トルコ(同6位)と対戦。3-2(25-21、16-25、25-20、22-25、15-9)のフルセットで破り、準決勝進出を決めた。
【画像】主将がチーム最多22得点を挙げチームをけん引!ポーランド戦で躍動した石川真佑を特集!
負けたら終わりの一発勝負。2大会連続メダルを目指す日本のスタメンは主将の石川真佑、佐藤淑乃、和田由紀子。セッターに関菜々巳、ミドルブロッカーは島村春世と宮部藍梨を置き、リベロには福留慧美を起用。ベストメンバーで臨んだ。
日本は石川のサーブレシーブを皮切りに4連続得点を挙げ、リズム良く得点を重ねる。先に二桁得点に到達した佐藤がバックアタック、レフトからの強打で17-10と大きく点差を広げる。終盤はトルコに追い上げられるも、最後は島村のブロード攻撃が決まり第1セットを先取する。
逆に第2セットはトルコがペースを握り、序盤から連続失点で先行を許す。相手エース・バルガス、カラクルトの強烈スパイクや高いブロックに対応できず5連続得点を献上。サーブで崩される場面もあり、日本は大きくビハインド。アクバシュ監督は北窓絢音、秋本美空のオフェンス2枚を途中投入して流れを変えようとするが点差を詰められず。トルコの高い攻撃力が目立ち、このセットを奪われる。
第3セットは好調な石川が再びサーブで崩し4連続得点。第1セット以降、なかなか出なかったブロックポイントを宮部が挙げるなど日本が僅差でリード。息詰まる競り合いから佐藤のレフト、石川のバックアタックが決まり日本が連続得点。最後はバルガスの強打を佐藤がブロックで阻み押し切った。
王手をかけた第4セットは互いに点を取り合う白熱した展開に。オフェンスを引っ張る石川がバックセンター、相手守備の間にストンと落とす緩急をつけた攻撃を魅せる。一方でトルコはバルガスにボールを集めて日本コートに何発も叩きつけて14-15。日本は離されまいと粘りのバレーで食い下がるも、トルコの意地が勝り試合は最終セットに持ち込まれた。
勝負の最終セット。互いに負けられない総力戦は手に汗握る展開となる。日本は序盤ビハインドを許すも、和田のサーブから島村がバルガスを気迫ブロック。さらに佐藤が相手のブロックアウトを奪うなど日本が4連続得点。島村のブロード攻撃が光り10-5とリードする。終盤、欲しい場面で石川が連続得点を挙げ主導権を完全に掴んだ日本。先にマッチポイントを握ると、またも石川が最多19得点目となるサービスエースを決めてゲームセット。粘るトルコを執念で振り切り、2大会連続ベスト4進出を決めた。
フルセットまで及ぶ大激闘を制した日本は準決勝(日本時間27日午前3時)でブラジル対ドイツの勝者と対戦する。悲願の金メダルへ、新生ニッポンの勢いは止まらない。
<バレー日本女子のVNL成績>
―予選ラウンド―
■第1週 カナダ・オタワ
第1戦 ○3-0オランダ
第2戦 ○3-0セルビア
第3戦 ○3-0カナダ
第4戦 ○3-0ドミニカ共和国
■第2週 香港
第5戦 ○3-2タイ
第6戦 ●2-3イタリア
第7戦 ●1-3中国
第8戦 ○3-0チェコ
■第3週 日本・千葉
第9戦 ○3-0フランス
第10戦 ○3-0韓国
第11戦 ○3-1ポーランド
第12戦 ●0-3ブラジル
■決勝ラウンド(ポーランド・ウッチ)
準々決勝 ○3-2トルコ
準決勝 ブラジルvsドイツの勝者
決勝 7月28日(日本時間3:00)
構成●THE DIGEST編集部
【画像】木村沙織、狩野舞子、大友愛…バレーボールネーションズリーグ千葉大会に集結した日本代表のレジェンドを特集!
【画像】日本に馴染みのあるロザマリア・モンチベレルがブラジル代表としてVNL千葉大会で躍動!