７月12日、バレーボールネーションズリーグ女子の予選ラウンド第３週・第３戦（千葉ポートアリーナ）が行なわれ、日本代表はポーランドをセットカウント３－１（25-21、23-25、25-23、25-22）で撃破し、通算９勝２敗とした。
【画像】女子バレー界のニューヒロイン候補！島根県松江市出身のアウトサイドヒッター、北窓絢音を厳選して特集！

　10日の韓国戦で途中出場にもかかわらず、強烈なインパクトを残したのは、アウトサイドヒッターの北窓絢音だ。セットカウント２－０で迎えた第３セット、16-20と劣勢の場面で秋本美空に代わってコートに入ると、サーブで相手レシーブを崩して７連続ポイントに繋げ、一気に逆転。そのまま日本がリードを守り切り、25-22でストレート勝ちを収めた。

　そして、この日はセットカウント２－１で迎えた第４セット、10-15とビハインドの場面で佐藤淑乃に代わって登場。強烈なスパイクや狙い澄ましたサーブ、安定したレシーブを次々と披露し、チームを活性化させる。勢いに乗った日本は22-21と逆転に成功すると、そのまま逃げ切ってポーランドに勝利した。
  　攻守において存在感を発揮した北窓だが、試合後のインタビューでは意外な過去も明かした。「中学校の時に（全国中学生選抜で）オランダに行って、リベロをやってて...。その時に速さを経験したので、速さにはあまりびっくりしない」と自身の原点とも言える体験を振り返る。当時178cmの身長ながらリベロを務めた彼女は、そこで守備力を磨き、攻守両面で総合力の高い選手としての礎を築いたのだ。

　ちなみに、現在の身長についてSVリーグの公式だと182cm、彼女が所属するSAGA久光スプリングスの公式だと183cmと記載されているが、「本当は181.9cmなんです！」とも話した。

　今回、日本代表に初選出されて一気に注目を浴びた北窓は、７月６日に21歳の誕生日を迎えたばかり。「バレーの経験値が上がったので、そこを活かして自分の成長にもっと繋げたい」と抱負を述べたスパイカーは、「ちょっと疲れたからもうやめよう」というブレーキを掛けがちな姿勢から一歩踏み出し、「自分に厳しくしていく年にしたい」と決意を新たにした。

取材・文●大田更紗（THE DIGEST編集部）

【記事】女子バレー日本で「世界にバレた」「惚れた！」人気爆発中の21歳・新ヒロイン候補、本人の反応は…「え、嬉しい!!」【ネーションズリーグ】

【記事】引退から８年…女子バレー会場にいた大物レジェンドの“最新姿”にファン驚き！「なんか雰囲気変わった」「その可愛さ憧れます」

【女子バレー】和田由紀子23歳が“人生初ブリーチ”で激変！ 狩野舞子もベタ褒めの大胆イメチェンに挑戦した理由