F1第13戦のベルギー・グランプリが現地7月25日に開幕。26日には今季3度目の実施となるスプリントが行なわれ、レッドブルの角田裕毅は11位に終わったが、予選では第6戦マイアミGP以来のQ3進出を果たし、7番手につけた。
【動画】「どうだ、角田!」Q3ラストアタックでのめまぐるしい順位変動
ローラン・メキースに代表による新体制での初陣となったチームにおいて、ここまでの苦戦からの脱却を図りたい角田は、25日のフリー走行では23周回を重ねて1分44秒492という全体18番手のベストタイムを計測した後、迎えたスプリント予選ではSQ1を13番手(1分42秒912)で通過したが、続くSQ2は1分41秒184止まりで、最終ラウンド進出はならなかった。
なおスプリント予選では、規定の最低ラップタイムを下回るタイムで走行していたことでスチュワードから戒告処分を受けることに。角田が今季、同処分を受けたのは2回目で、これが5回に達すると10グリッド降格のペナルティーを科せられることとなる。
初日を終えた後、角田は「今日は最高の1日にはなりませんでした。スプリント予選ではドライビングに苦労し、わずか0.06秒差で突破を逃しました。各グリッドのタイム差はわずかでしたが、全力を尽くしました。今日もそうするように、チームとして振り返ると、そのたびに改善点が見えてきます。ただ、やはりフラストレーションは溜まります」と振り返り、現状や今後の課題も明かしていた(F1公式サイト『F1.com』より)。
「本来なら今週末は新しいパーツが投入される予定でしたが、残念ながらもう少し待たなければならなくなりました。それでも、パーツが届くまでは全力を尽くし続けます。エンジニアチームとの連係は上手くいっており、セットアップではできる限りのことはやっていますが、それでも全体的にタイトな感覚があり、あらゆる要素をしっかりまとめていく必要があります」
レッドブルのテクニカルディレクター、ピエール・ワシェは「角田はわずか0.1秒届かずに脱落してしまった。2度目のアタックではターン4でミスがあり、それがなければSQ3に進出できていただろう。印象的だったのは、マックス(・フェルスタッペン)との差がそれほど大きくなかった点であり、それはポジティブな点だ」と振り返っている。
『F1.com』はスプリント予選におけるレッドブルについて、「マクラーレンよりもダウンフォースを抑えたセットアップを選び、それが第1セクターで効果を発揮した。フェルスタッペンは1日を通して上位争いに加わり、最終的に2番手でマクラーレンの間に割って入った。直線スピードを考えると、彼は大きな脅威になるだろう。特にスリップストリームに入れれば、なおさらだ。一方で角田は、チームメイトについていくことができず、非常に僅差の争いの中、SQ2で敗退となった」と伝えている。
専門メディアの報道を見ると、ブラジルのF1専門サイト『GRANDE PREMIO』は「惜しかった……。角田はSQ3進出を懸けた戦いに挑んだが、手は届かなった。彼は失望を露にしながら、今季抱えている車に対する難しさを改めて示す形となった。SQ2で10番手だったオスカー・ピアストリ(マクラーレン)にわずか0.056秒届かず。そのピアストリがポールポジションを獲得したことで、角田の悔しさはさらに増した」と僅差でSQ3進出を逃した事実を強調、一方で「また厳しい1日となった」と総括した。
また、角田がメディアのインタビューで語った「正直に言うと、ドライビングが難しい状況です。こういう予選では常に持っていなければならないものが、自分には足りませんでした。こうした僅差の勝負では、細かいところが凄く大きな意味を持ちます。自分なりに全力を尽くしましたが、これほどわずかタイム差で脱落するのは、本当に辛いです」とのコメントも紹介されている。
この翌日には新型フロアが投入されたマシンで第6戦以来となるQ3進出を果たした角田。前日の悔しさを見事に晴らしてみせた。
構成●THE DIGEST編集部
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なおスプリント予選では、規定の最低ラップタイムを下回るタイムで走行していたことでスチュワードから戒告処分を受けることに。角田が今季、同処分を受けたのは2回目で、これが5回に達すると10グリッド降格のペナルティーを科せられることとなる。
初日を終えた後、角田は「今日は最高の1日にはなりませんでした。スプリント予選ではドライビングに苦労し、わずか0.06秒差で突破を逃しました。各グリッドのタイム差はわずかでしたが、全力を尽くしました。今日もそうするように、チームとして振り返ると、そのたびに改善点が見えてきます。ただ、やはりフラストレーションは溜まります」と振り返り、現状や今後の課題も明かしていた(F1公式サイト『F1.com』より)。
「本来なら今週末は新しいパーツが投入される予定でしたが、残念ながらもう少し待たなければならなくなりました。それでも、パーツが届くまでは全力を尽くし続けます。エンジニアチームとの連係は上手くいっており、セットアップではできる限りのことはやっていますが、それでも全体的にタイトな感覚があり、あらゆる要素をしっかりまとめていく必要があります」
レッドブルのテクニカルディレクター、ピエール・ワシェは「角田はわずか0.1秒届かずに脱落してしまった。2度目のアタックではターン4でミスがあり、それがなければSQ3に進出できていただろう。印象的だったのは、マックス(・フェルスタッペン)との差がそれほど大きくなかった点であり、それはポジティブな点だ」と振り返っている。
『F1.com』はスプリント予選におけるレッドブルについて、「マクラーレンよりもダウンフォースを抑えたセットアップを選び、それが第1セクターで効果を発揮した。フェルスタッペンは1日を通して上位争いに加わり、最終的に2番手でマクラーレンの間に割って入った。直線スピードを考えると、彼は大きな脅威になるだろう。特にスリップストリームに入れれば、なおさらだ。一方で角田は、チームメイトについていくことができず、非常に僅差の争いの中、SQ2で敗退となった」と伝えている。
専門メディアの報道を見ると、ブラジルのF1専門サイト『GRANDE PREMIO』は「惜しかった……。角田はSQ3進出を懸けた戦いに挑んだが、手は届かなった。彼は失望を露にしながら、今季抱えている車に対する難しさを改めて示す形となった。SQ2で10番手だったオスカー・ピアストリ(マクラーレン)にわずか0.056秒届かず。そのピアストリがポールポジションを獲得したことで、角田の悔しさはさらに増した」と僅差でSQ3進出を逃した事実を強調、一方で「また厳しい1日となった」と総括した。
また、角田がメディアのインタビューで語った「正直に言うと、ドライビングが難しい状況です。こういう予選では常に持っていなければならないものが、自分には足りませんでした。こうした僅差の勝負では、細かいところが凄く大きな意味を持ちます。自分なりに全力を尽くしましたが、これほどわずかタイム差で脱落するのは、本当に辛いです」とのコメントも紹介されている。
この翌日には新型フロアが投入されたマシンで第6戦以来となるQ3進出を果たした角田。前日の悔しさを見事に晴らしてみせた。
構成●THE DIGEST編集部
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