フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』も、「角田は金曜日のセッションでトップ10入りを果たし、イタリアの高速サーキットにおけるレッドブルの良好な状態を裏付けた」と報じたが、同時に「しかし日本人ドライバーは、レースを見据えた際、それほど良いリズムを見つけられなかったことを懸念している」と、ロングランでタイムが上がらなかったこと（英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』によればFP２でのロングランの平均速度でトップ10外）を不安材料として挙げている。
  　角田は今GPの開幕前に、「ここまでイタリアでは４戦中３戦でトラブルに見舞われてDNFで終わっているので、今季はそうならないことを願っています」とコメント（オランダF１専門サイト『RN365』より）。2021、23年はスタートすらできず、昨季はリタイア、2022年の14位が最高位と、モンツァは彼にとって「鬼門」となっている。

　それでも、「ここは今でもとても楽しめます。非常にチャレンジングな場所です。自信があれば、速いラップを刻めることが分かります。他に比べてオーバーテイクしやすいサーキットなので、とても楽しみです」と好印象を明かしている角田。問題を改善し、好成績には不可欠な高いグリッドポジションを予選で手にできるか。

構成●THE DIGEST編集部
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